「息子さんは…」専門医から診断を受けた息子。私が10年勤めた会社を辞めて、仕事を変えた理由は!?
私は息子に関するある出来事をきっかけに、私は10年務めた会社を辞め、在宅ワークをすることにしました。新しい生活の中で、今まで見えなかったものが見えるようになったのです。
子育てをしながら働くということ
子どもを育てながら、長い間福祉施設で働いてきました。職場は子育てをするスタッフに比較的理解があって、休みも柔軟に対応してくれる職場です。
しかし、外で働くことで子どもとの時間に余裕がなく、慌ただしく過ぎていく毎日に私は「このままでいいのか」と思うようになっていました。
下校中にトラブルを起こす息子
外的刺激に弱く、小学校に入ってからは登下校が他の子の倍以上かかる息子。朝は送ってあげられるのですが、帰りは私の仕事の関係上なかなか迎えに行けません。
他の家族の迎えも期待できない状況で、息子はひとりで帰っては行方不明になったり、友だちとトラブルを起こしたり……。息子に言って聞かせても改善する様子はなく、私は仕事をしていても息子の下校時刻になると心が落ち着かない毎日でした。
思い切って在宅ワーカーに!
小学2年生になった息子は、集中して授業を受けられなくなり、周りの音に過剰反応するなど学校生活に問題が出てきました。
このことをきっかけに、専門医から発達障害の診断を受けたのです。
服薬が始まることで、今まで以上に息子へのケアが大切になってくることを実感し、私は家族や職場の上司と相談を重ね、仕事を辞める決意。10年務めた会社を辞めるのは本当に勇気がいることでした。
しかし、今、私がするべきは子どもたちのケアだと強く思い、短期間でしたが引継ぎをおこない退職しました。
今は在宅ワークでWebライターの仕事をしながら、朝は余裕を持って子どもたちと接し、夕方は一緒に料理をしたり宿題を見たりしてあげられるようになりました。「ママが家にいてくれてうれしい」という子どもたちの言葉を聞いて、毎日に余裕を持って暮らすことの大切さを実感しています。
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イラスト/ななぎ
著者:夏目 柚木
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