知らない女が突然やってきて「あなたの夫の子よ」⇒隠し子…!?夫を問い詰めると、まさかの結末が…
私の夫は転勤族です。2〜3年に一度異動があるので、私は仕事を辞めてついて行くことを決めました。キャリアを手放すことになってしまいましたが、夫を支えることが私の使命。そう思って疑いませんでした。1通の手紙が届くまでは……。
買い物から帰ってきた私は、自宅の郵便ポストに夫宛てのハガキが届いていることに気がつきました。差出人の名前はなし。裏返して見ると「パパ、早く会いたい」という、子どもが書いたような幼い文字……。
私はギョッとしてしまいました。
夫に隠し子!?
夫は初婚で、子どもなどいないはずです。何かの間違いかと思ったけれど、なんだか不安な気持ちになりました。
不審な出来事はこれだけではありません。隣の奥様から「いつ家を出て行くのか?」と聞かれ、何のことかわからない私はキョトンとしてしまいます。話を聞くと、先日夫の正妻だと名乗る女性が男の子を連れて挨拶に来たそう。私が出て行った後にこの家に引っ越してくると言っていたと話します。
わけがわからず気が遠くなる私。
あの不可解なハガキは、本当に夫の子どもが送ってきたのかもしれません。あまりのショックに、そこからのことは覚えていません。気がついたら自宅のソファーに座っていました。
ドアの向こうに立っていたのは…
するとそのとき、自宅のインターフォンが鳴りました。私が玄関を開けると、そこには1人の女性と5歳くらいの男の子が立っています。
「はじめまして。ミサエと申します。あなたの夫の妻です。
この子は息子のケント。あなたの夫の子どもです」
それから一方的に話すミサエ。いつまで経っても私が出ていかないので、痺れを切らして会いにきたのだそう。夫の浮気など疑ったことのなかった私は、呆然としてしまいます。何も言い返さない私にヤキモキしたミサエは「息子のためにもすぐに出ていけ」と言い残し、去っていきました。
自称夫の妻の正体
その日の遅く、仕事から帰宅した夫に私は詰め寄りました。「今日ミサエって女が来て、私に離婚しろって! どういうこと? あの男の子はあなたの子どもなの!?」夫もびっくりしていますが、嘘をついているような雰囲気ではありません。
ミサエの正体がわかったのは数日後のこと。
私と夫はとある弁当屋の前にいました。そこでレジを打っていたのがミサエです。