「料理はお粗末、掃除も甘いわ!」と息巻く義母→私「夫に言ってもらえます?」義母に真実を話した結果
夫との結婚生活は順風満帆なものの、厄介なのが義母。未だに子離れできておらず、何かにつけて私の粗探しをしてくるのです。そして私たち夫婦が共働きなことや、家事を分担制にしていることがとくに気に入らない様子。そんなある日、義母が「家事が不十分よ!」とケチをつけてきて……?
「あなた、うちの息子に家事をやらせてるんですって?」
共働きの私たち。話し合って家事も分担制にしています。しかし、義母はそれが気に入らないよう。
「うちの息子に家事をさせるなんて!」
昔から勉強ができて、有名大学を卒業し、一流企業に入った夫。一方、嫁の私は高卒で、あまり知られていない企業で働いています。
そこも義母の嫁いびりに拍車をかけているのでしょう……。
「あなたが先に家事を終わらせておけば、うちの息子は家事をしなくて済むでしょう!ほんと察しが悪い嫁ね」「今後は全部あなたが一人でやりなさい!」と電話口でキーキー騒ぐ義母。
仕方なく「すみません、わかりました」と言うと、「じゃあさっそく明日、そっちに行くわね!」と突撃宣言。私が一人でしっかり家事をこなせるか、確認しに来るようです。
「ほんとあなたのような嫁をもらって、息子がかわいそうだわ」「これはしっかりしつけ直す必要がありそうね」「うちの嫁として未熟な部分を、明日からしっかり叩き直してあげますから!」
息巻く義母の声を聞きながら、私はこっそりため息をつくのでした。
「それは息子さんの担当です」
1週間後――。
仕事中の私に、義母から電話がかかってきました。先週、うちに来ただけでは飽き足らず、まだ何かケチをつけようと言うのでしょうか……。
「料理はお粗末だし掃除も甘い」
「全部やり直しなさい」
「夫に言ってもらえます?家事は夫の仕事なので」
「は?」
どうやら勝手に合鍵を作り、うちに侵入したそう……。それってやってはいけないことなのでは……?と思いましたが、いったん置いておくことにしました。
話し合いを重ねて、今度義母に何か言われたら真実を話そうという結果に落ち着いた私たち夫婦。義母が金切り声で叫ばないといいのですが……。
「お義母さん、夫から承諾をもらったので真実をお話ししますね」