「息子は亡くなったの…」と義母→「では夫の代わりに1千万はお義母さんが…」と伝えた結果!?
「息子は生きてます!」
見事なまでの手のひら返しを決めた義母。私は思わず笑いそうになってしまいました。
「でも、息子は本当に憔悴してるのよ」「不倫相手の旦那さんに暴露するって脅したんでしょう?」「同僚の奥さんと関係を持ったことがばれたら、会社で今まで通り働けなくなるじゃない」
いや、知らんがな。……と言いたいところではありますが、悪いのは夫と不倫相手。それに、私が一番傷ついているのです。精神的にも、物理的にも。
不倫現場に突撃した私を見て、大暴れした夫。命にかかわるほどではありませんが、私は夫のせいで怪我を負ってしまったのです。
私が痛みでうずくまったのを見て、夫は逃亡。不倫相手も夫の豹変ぶりに呆然としていました。
不倫と怪我、両方の慰謝料を合わせて1千万。耳をそろえて支払ってもらうまでは、私の腹の虫はおさまりそうにありません。
「夫は私に怪我をさせた犯人なんです」「今すぐ夫に離婚の話し合いをさせないなら、お義母さんに責任を取ってもらいますよ」「夫をかくまっている限り、お義母さんも共犯ですからね」と言うと、義母はしぶしぶ夫の説得に応じてくれたのでした。
不倫の代償
数時間後――。
ようやく夫から連絡が来ました。とりあえずの謝罪と「離婚したくない!」というどこかで見たテンプレのようなメッセージが。
「もう不倫なんてしない」「つい魔が差しただけなんだ」と繰り返す夫。どうせ、慰謝料を払いたくないだけなのでしょう。
「不倫の証拠を奪うために私に怪我を負わせたくせに」「あと、ホテルからも賠償金の請求が来てるから」と返すと、「え……」と夫は驚いた様子。
「同僚さんには私からは言わないよ」と送ると、「仕事だけはやめたくないからよかった」「やっぱりお前は最高の嫁だ」と夫は安堵したようです。
「だって、もう同僚さんはすべて知ってるもの」「わざわざ言う必要がないの」と続けて送ると、夫からはしばらく返信がありませんでした。
罪の意識に耐えかねた夫の不倫相手は、夫の同僚である旦那さんにすべてを告白したそう。夫の同僚は自分の妻と、それから私の夫に慰謝料を請求するようです。