義姉「介護はしないが遺産は欲しい」義父が亡くなり遺言書を見て動揺…義姉が企んでいた計画に憤慨!
夫と結婚して25年が経ち、娘も息子もすでに成人して独立しました。子育てが終わったと思いほっとしたのも束の間、私たちの生活を大きく変える出来事が起こります。
ことの発端は、義父の病気でした。昨日まで元気にしていたはずなのに、急に倒れて介護が必要になってしまったのです。幸い、夫には姉がいるので2人で協力してほしいと思っていたのですがーー。
介護の大変さを実感!
腰と膝が悪い義母は、義父の介護は難しそう。ここは私と夫がやるしかないと覚悟を決め、義父母との同居を提案しました。義両親や夫は驚いていたもののとても感謝され、私たちは義実家へ移り住んだのです。
しかし、同居を始めてすぐに介護の大変さを実感した私。義母も夫も積極的に介護をしてくれましたが、どうしても負担は私に集まります。ついに体調を崩し、ダウンしてしまいました。
このままでは家族が崩壊してしまうと考えた夫は、義姉にも協力を求めることにしました。
義姉に介護を頼んだら…
義姉はかなりの変わり者。義父が倒れたというのに、一度も顔を出しません。私は馬が合わないので、できるだけ距離を置いていましたが、背に腹は代えられません。介護の手は多いほうが良いのです。
しかし期待するだけ無駄でした。義姉が手伝うワケもなく「介護なんて暇な人がすればいいのよ」といって、それ以来電話に出なくなったようです。
義姉のことは諦め、ときにはプロの手を借りながらも義母や夫と介護を続けましたが、退院してから1年も経たずに義父は天国へと旅立ちました。
義父の葬儀
それまで知らんぷりだった義姉も、義父が亡くなったと聞きつけて葬儀にやってきました。葬儀が終わるとひと言。「遺産について話しましょう!」と張り切った様子。義姉は義父が遺した遺産だけが目当てだったのです。
それから、義母と夫、義姉夫婦が遺産の話を始めると、すぐに私も来るように呼ばれました。
どうやら義父は私にも遺産を遺してくれたようです。夫と義姉でわけるはずだった財産は、夫・私・義姉の3人でわけるよう、遺言書に遺されていました。
それを知った義姉は「この人、他人なのに?」と不服そう。しかし義母や親族は「義父の介護をしたのだから……」と声をかけてくれたので、私はありがたく受け取ることにしました。