結婚の顔合わせをしていると「寝坊したから延期で!」と電話が…壮大な勘違いの結末は!?
しばらくして現れたユウタは「昨日、ついに結婚するんだって思ったら、うれしくてつい深酒しちゃいました〜」そう笑っていたのですが、みんなキョトンと見つめるだけ。
「何か勘違いしていない? 説明したはずだけど、結婚するのは俺たちだぞ?」コウタがそう言った瞬間、ユウタの表情が固まりました。
勘違いの原因
「どういうこと……?」ユウタは絞り出すような声でそう言いました。どうやら、私がきっぱり断らなかったせいで、脈アリだと思っていたよう。私が結婚の報告をしたときも、都合のいい部分しか聞こえていなかったようで、逆プロポーズだと思ったのだとか……。
コウタが状況を説明すると、結婚相手は自分ではないとやっと気付いたようで、青ざめていました。ハッキリしない態度をとって、本当に申し訳ない気持ちです。
しばらく黙ったのち、ユウタは私を見て言いました。
「大好きだった人が世界で一番しあわせになってほしいと心から思っているから、これからは家族としてよろしく!」表情もスッキリしていて、ホッとしました。
夫婦、そして義理のきょうだいになった私たち幼なじみ3人。これからも良い関係性を保ちたいと思っています。
マンガのような三角関係……。関係を壊さないようにハッキリとした態度が取れない気持ちもわかりますが、少しかわいそうでしたね。勇気を出して断る勇気は必要だったかもしれません。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班