「貧乏人は帰れ!」同窓会から追い出され…→「あんたの旦那はクビにするね」真実を知った同級生の末路
「だから、そんな夫が同級生の部下だってバレたら『同級生よりも稼ぎの低い夫なんて恥ずかしい』ってきっとめちゃくちゃ怒られると思うんですよね……」と言ってきました。
この部下はかなり優秀なのです。それに、同年代の平均と比べたら給与はそこそこ高いはず。そんな部下にこんな顔をさせるなんて……と、私はまた同級生に対して憤りを感じていました。
「俺が部下だってこと秘密にしておいてもらう代わりに、同窓会の日の休日出勤、代わりますから!」「部長は思う存分同窓会を楽しんできてください!」と言われて、私はその言葉に甘えることにしたのでした。
嘲笑のビールかけ
そして、同窓会当日――。
部下に休日出勤を代わってもらった私。開始時刻と同時に会場に入ったのですが、例の同級生にビールをかけられ、そのまま会場から締め出されてしまいました。
あまりの仕打ちに、思わず同級生に電話をかけた私。すると、「場違いな奴を会場から追い出してあげたのよ」「あんたみたいな貧乏人がいると、みんな気を遣って盛り上がれないじゃない?」と同級生。
「さっき受付の様子を見ていたけど、会費をあんただけ払っていなかったじゃない」「幹事に聞いたら、あんただけ免除されてるって……会費も払えないくらいお金に困ってる人は、優雅に同窓会を楽しむ権利なんてないのよ!」
それには理由があって、と説明しようとしたのですが、同級生は間髪入れずにまくしたててきました。
「もうビールで髪も服もベタベタでしょう~?w」
「同窓会の会費すら払えない貧乏人はさっさと帰りなw」
「あんたの旦那クビにするね」
「え?」
部下との約束を破る形になってしまいましたが、私は部下が同級生の夫であることを明かしました。
すると、「はああ!?あんたが私の夫の上司ですって!?」「じゃあ、うちの夫より給料が高いってこと!?」とかなり驚いている様子。
次いで、私は会費を支払わなかった理由も説明しました。この同窓会の会場は、うちの会社が所有しているもの。格安で貸し出したため、幹事がお礼に私の会費を免除してくれたのです。
「それじゃ、私は言われた通りに帰るね」