子育て情報『発熱・液漏れ・破裂…安全なはずの電池が間違った使用で凶器に!』

2019年4月24日 14:35

発熱・液漏れ・破裂…安全なはずの電池が間違った使用で凶器に!

目次

・誤飲以外の電池による事故とは?
・電池を装填する際のポイント
・電池の向き(+と-)をよく確認して、正しく装填する
・大きさが同じでもメーカーが異なる電池を、混合して使用しない
・古い電池と新しい電池を混合して使用しない
・電池を装填したあとのポイント
・機器を使用したあとは、必ずスイッチを切る
・使い切った電池はすぐに機器から外し、適切な方法で捨てる
・リモコンやおもちゃなど、長期間使用しない電子機器の場合、電池を外して保管する
乾電池


電池は日常生活に欠かせないものですよね。リモコンや目覚まし時計、懐中電灯、さらに音が鳴ったり、動いたりするおもちゃなど、身の周りのさまざまなものに電池を使用しています。安全だからこそ多くの電子機器に使われているのですが、取り扱いを一歩誤ると“化学熱傷”、いわゆる“やけど”を負う事故などが起きる可能性があります。子どもがケガをした事故事例を教訓に、電池の正しい取り扱い方法をおさらいしましょう。

誤飲以外の電池による事故とは?

電池は大変便利な生活必需品のひとつです。しかし、使い方を誤ると、液漏れ、発熱、破裂などが起こる場合があります。普段よく使うアルカリ乾電池の内部には、強いアルカリ性の液体が使用されているため、電池から漏れ出した液に触れると化学熱傷(かがくねっしょう)という“薬品によるやけど”を負う可能性があり、大変危険です。


電池の事故件数(消費者庁・国民生活センターニュースリリース「電池の発熱、液漏れ、破裂に注意しましょう! 」より)


出典:消費者庁・国民生活センターニュースリリース「電池の発熱、液漏れ、破裂に注意しましょう! 」より

こちらは消費者庁に寄せられた電池の液漏れ、発熱、破裂などの事故件数を表した「電池の事故件数」のグラフです(調査期間:平成25年6月~平成30年6月末)。事故をケース別に見ると、発熱や液漏れの事故報告が多く、ともに100件超え。以下のような電池の液漏れによる事故も報告されています。

「3歳女児が懐中電灯の電池を取り出そうとしていた。電池4本のうち1本が液漏れしており、液体が太ももにかかり化学熱傷を負った。のちの事業者の調査により、4本のうち1本の電池が+(プラス)と-(マイナス)を逆に装填(そうてん)されていたため、液漏れが起こったことが判明した」

引用元:消費者庁・国民生活センターニュースリリース「電池の発熱、液漏れ、破裂に注意しましょう! 」より

電池を装填する際のポイント

電池を電子機器やおもちゃなどにセットする際には、以下の点に注意しましょう。


電池の向き(+と-)をよく確認して、正しく装填する

電池の向きを間違えて装填すると、電池から液漏れなどが起こる可能性があります。

大きさが同じでもメーカーが異なる電池を、混合して使用しない

メーカーが異なる電池を混合して使用すると、過放電により液漏れなどを起こす可能性があります。

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