流産の原因や症状は?予防法はあるの?妊婦さんが気を付けられることとは
ストレスを感じたら、好きな音楽を聴いたり、本を読んだりと体の負担がかからないようなストレス発散をしていくといいでしょう。
●性生活について
性交についてですが、切迫流産の兆候がない方も妊娠初期には控えたほうが良いとされています。性交は、子宮の収縮などを促しやすいため、回数が多いと流産の原因となることもあります。早産の兆候がある方や、以前早産の経験がある方も控えるべきです。とくに気をつけるべき点は、不潔な性行為は、炎症や流早産の原因となる細菌感染を起こす可能性があるということです。
その他にも妊娠中期での流産の原因として、子宮の入り口が開きやすい子宮頸管無力症や子宮筋腫などがあり、妊娠を希望する方は早めに産婦人科に受診して相談すると良いでしょう。
まとめ
流産は、誰にでも起こる可能性があります。流産された方は、気分が落ち込んだり、次の妊娠をするときも心配になる方が多いと思いますが、不安に思いすぎず、穏やかな気持ちで次の妊娠を過ごせるとことを祈っております。
参考文献
・杉浦真弓;【産婦人科救急治療ガイド】産科救急疾患とその初期治療母体流産(解説/特集)
・岡庭 豊;産婦人科治療(0558-471X)84巻増刊Page738-740(2002.05)
・病気が見えるvol10産科第2版メディックメディアPage80-83(2009.09)
監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生
京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士