子育て情報『ママを支えたい! でもどうすればいい? パパの悩みに助産師がアドバイス』

ママを支えたい! でもどうすればいい? パパの悩みに助産師がアドバイス

背中をさすってもらうのは、とても落ち着きます。息がはーっと抜けていったりします。奥さまは今までにない初めてのことを常に体験しているので、とても肩にも力が入っていると思います。それを溶かしてあげられるかもしれません。質問者さんにハグをしてもらって、奥さまもチャージされるのではないかと思いました。

奥さまにマイナスの言葉を投げかけられても、今のまま言わせてあげることもいいように思いました。同じ土俵に上がらずに受け止めてあげられること、すごいと思いますよ。また平日に半休を取ってみたりされるのはいかがでしょうか? 週末以外にもおうちにいてフォローできる体勢でいるのは、とてもいいのではないかと思いました。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

パパにイライラ…。その原因は?

育児に不慣れなパパにイライラしたり、忙しくて普段育児参加できないパパがおそるおそる育児をする様子に怒り口調になったりすることは育児中の多くのママたちが経験することでしょう。出産前はこんな感じではなかったのにと夫婦関係がぎくしゃくして、戸惑うパパも少なくありません。これはパパが育児に不慣れなことや育児参加が少ないことが原因でしょうか。実は、出産後にママの脳からたくさん分泌される「オキシトシン」というホルモンが関係しているのです。

オキシトシンは快の刺激によって愛情が深まりますが、逆に少しでも不快な刺激が与えられると攻撃性が高まるという働きがあります。この働きはわが子を敵から守ろうとするために母親に備わっていると考えられています。つまり、一番の味方であるべきパパが期待するように協力してくれないことで不快な感情が強くなり、ママの攻撃の対象になっているというわけです。


パパにお願いしたいこと

ママは1日中ほとんど慣れない育児やたくさんの家事とでストレスフルな時間を過ごしていますので、ママを労い、向き合って会話をする時間を作りましょう。ただそれだけのことのようですが、パパに、自分の気持ちに寄りそって話を聞いてもらえているということがママのリラックス状態を作り、快の刺激となりオキシトシンが愛情ホルモンとして働くのです。ママがどんなに怒っていたとしてもきちんと向き合って話を聞き、一緒にママの悩みを考えていきましょう。

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