もちろん食べるものも好き放題!かき氷にジュースにアイスにケーキ。普段は “ごはんを全部食べないとアイスはなし” などの決まりがあるのですが、ここでは無視。
そう、この旅は何もかもがスペシャルで、基本的にNOはなし。彼女のしたいことを最優先するというルールを設けていました。そのおかげか、特にワガママを言うこともなく穏やかに過ごせた。日常の中で “なんでも自由” は難しいですが、“たまに自由” はきっと必要なこと。娘の心も解放されたみたいです。子どもにも、旅って大切なんです。
今、子どもたちとできることを
全部やりきりたい
旅先では、泣いたら必ず写真を撮るようにしていました。たまに唐突に寂しくなって泣いたりもする娘。そういう瞬間こそ、愛おしい思い出になるだろうなと感じていて。
特に娘との2人旅は、彼女が大きくなるにつれて難しくなっていくだろうから、幼いうちは毎年やりたい。今を精一杯噛み締めたいんです。さあ今年はどこに行こうかなって考えるだけでワクワクします。次は海外に出かけたいな。狙っているのはオーストラリアです。
こありっぷ(=子連れ旅)、お父さんにこそ実践して欲しい!と僕は思っています。驚きと感動だらけだし、意外とちっとも大変じゃない!ママがいる状況よりも、子どもは言うことを聞いてくれるんです、不思議と。
そして、お母さんに1人の時間をプレゼントしましょう!実は、それこそが一番大事なことのような気もしています。
それによって家族が円満になるわけですから、イイことだらけ。
旅は人を、家族を救うもの
僕の親父はヒッピーで、世界中をヒッチハイクで旅した人。「人生は旅だ」が口癖でした。悩んだり行き詰まった時は旅に出ろ、環境を変えろといつも言っていましたし、僕もそう思っています。
誰でもない自分になれて、生きる大切さが身にしみてくる。それが旅。その感覚は子どもにも伝えていきたいと思っています。だから僕は可能な限り旅に出る。
思い立ったらすぐGOです。まだ0歳の息子とも、きっといつか2人旅に出かけるんだろうな。
Composition&Text:Urara Takahashi