「2歳の娘がYouTube中毒!デジタルデバイスとの上手なつきあいかたって?」にお答え!
「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。
2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。
【読者からのお悩み】
2歳の娘がYouTube中毒!
デジタルデバイスとの上手なつきあいかたって?
2歳の娘をもつ父です。
現在娘はYouTubeばかり見てしまい困っています。
見るのは問題ないんですが、ほどほどでやめることができず、別のことを始めてもすぐYouTubeに戻ってしまいます。どうやって別のことに興味を持たせればよいでしょうか?
【小川さんからのアドバイス】
完全に取り上げなくてもいいけど、親子のコミュニケーションで対応するようにすべし。
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子どもって「ほどほど」が難しいですよね。私もスーパーで「お菓子買って〜」と泣き叫ばれたことがあります。「お家にあるから」と言っても聞かない。でもここで「みっともないから」と根負けして買ってしまうと、次も同じように調子に乗って泣くことに。ここは親として毅然とした態度を見せることが大事だと、引きずって帰った記憶があります。
YouTubeも急に「ダメ」と言うと、「今までよかったのになんで?」と言い返されたり泣かれたりすると思います。だから、「ずっとYouTubeを見ていたらパパとおしゃべりできないでしょう?」と諭したり、一緒にお絵かきや塗り絵をしたり、根気強く気をそらすしかなさそう。どうしても見たがるなら、一日のうち少しの時間だけ、たとえば「今日はごはんをちゃんと食べたから、ご褒美に10分だけ見ていいよ」というふうにしてみるのはいかがでしょう?
あるパパタレントが、お子さんに「フラフープを教えてほしい」と頼まれて、どうやって教えていいかわからず「YouTubeを見せた」と言っていました。私は思わず「それはあなたがYouTubeを見て勉強して、子どもに教えてあげなきゃ」と言っちゃいました(笑)。だってせっかくの親子のコミュニケーションのチャンス、もったいないと思いませんか。子どもが幼いうちだけの貴重な時間ですから。