七五三で、ママも着物デビュー♪ 着付け講師の資格を持つママが教える、卒園式や入学式にも着られる1着の選び方
という一着を選ぶなら…?
どんな着物を選べばいいのでしょうか?
個人的な意見も入れながら書いていきたいと思います。
始めての着物は、「紋」のない「訪問着」「付け下げ」を
七五三、入園式で身につけるのは、洋服の場合、「フォーマルなスーツやワンピース」です。
着物の場合、「色留袖」>「訪問着」>「付け下げ」>「紋の入った色無地」>「江戸小紋(柄による)」あたりとなります。
この中だと、色留袖が最もフォーマルで順に正装度が下がっていきます。
で、どれを選べばいいの?という話ですが、色留袖だとちょっとフォーマルすぎるかな……という感じ。従姉妹や姪くらいの関係性の身内の結婚式で既婚者が着るものくらいのフォーマル感です。
また、「紋の入った色無地」「一つ紋の入った江戸小紋三役」は始めてつくる着物にはちょっと向いていないかなと思います。(単純に、絵がないので選び甲斐がなくてつまらない…という理由もあります。
それにステキな色無地や江戸小紋は非常に高価です)
お茶をやっている方なら使い勝手がいいでしょうが、子どもの式で着用するには、少し寂しいかもしれません。「旅館の人!?」みたいに見られちゃう可能性もアリ。
というわけで、「訪問着」「付け下げ」がはじめての着物にオススメです。着物のリサイクルショップにもたくさん置いてありますし、値段もお手頃なものがあります。
紋はあとから付けることもできるので、いろいろ着物が増えてきて「この着物をもう少しフォーマルにしたいわ」などというときに付けることもできます♪
ちなみにコレがはじめて作った「付け下げ訪問着」。訪問着みたいな柄ですが、付け下げです。20代前半で購入しましたが、今でも現役。藤と椿が描かれており、季節を問いません。
有名ホテルの結婚式に着るには少しカジュアルですが、卒園式や七五三、レストランウェディングくらいにぴったりな感じ。
こんな感じのものが、もっとも使い勝手がいいです。
はじめての訪問着は…
仕立ては、季節的に「袷(あわせ)」でOK
着物には仕立て方があります。スーツやワンピースでもウールの厚地なら冬というように季節感がありますが、着物にもあります。
袷の着物は、裏地のある着物のこと。だいたい10月~翌年の5月くらいまでの間に着用します。6~9月が裏地のない単衣で、真夏の7~8月は絽や紗の着物を着用します。
七五三、入学式、卒園式などはすべて袷の季節。