子育て情報『七五三で、ママも着物デビュー♪ 着付け講師の資格を持つママが教える、卒園式や入学式にも着られる1着の選び方』

七五三で、ママも着物デビュー♪ 着付け講師の資格を持つママが教える、卒園式や入学式にも着られる1着の選び方

そのため、これは何も考えないで「袷」を選びましょう。

着物の色は?

七五三、入園式、卒園式、入学式などは“子どもが主役”。つまりママは、子どもの引き立て役です。スーツも紺や黒など控えめな色をチョイスしますよね。

着物のもそれに準じるとよいかと思います。

七五三で、ママも着物デビュー♪ 着付け講師の資格を持つママが教える、卒園式や入学式にも着られる1着の選び方


上記の訪問着は、紋も入っていてフォーマル度は高いのですが、主張しすぎな感じがしませんか?それにインパクトのある着物なので、絶対覚えられてしまいます。

幼稚園や小学校だと保護者の顔ぶれって変わらないですよね。なので、「あの時着てた着物?」「いつも同じの着てるよね」と思われるのもなあ…って部分もあるかと思うんです(笑)。


和服は、色あいがとても複雑なため、似合う色調のものを選ぶのも楽しみのひとつ。織りや染めの技法によって、同じ色でも全然違って見えるので、いろいろ試着してみるといいと思います。

「淡い藤色」「若草色」「爽やかな水色」「薄いピンク」「クリーム色」などは、「ミセスっぽく」「品よく」「格好よく」決まりやすいと思ってます。

着物の柄は?

実はコレがやっかい!着物の場合、「季節を先取りした柄を着る」というのが粋とされています。

つまり、「ススキ」の柄の着物なら9月、「ウグイス」なら2月といった感じです。

これは覚えておいてソンはありません。

でも、はじめての着物を買うなら「季節感のないもの」ということになりますね。

なかでも、使い勝手がいいのが「お祝いの柄」。


黒留袖の定番、「鶴」「松」が代表例です。他にも、「宝づくし」「鳳凰」などなど吉祥文様にはいろいろあります。それから「古典柄」と呼ばれる「鼓」や「御所車」なども季節を問いません。こちらもお祝い事にぴったりです。

お花がいいわ!という方は、また「春秋」と呼ばれる「違う季節の花が一緒に描かれたもの」や「洋花」を選ぶとよいでしょう。

先ほどの派手な訪問着は、アップにすると分かりますが、松と梅の刺繍や、地紋に亀甲や笹が入っていて季節を問わず、そして縁起もいいのです。

こういう季節を問わない縁起のいい柄は、スーツでいえば、ミス・アシダやハナエ・モリの紺スーツのように「とりあえずこれ着ておけばOK」という安心感が持てるものです。

以下の写真のように、いかにも冬の着物!というような寒色のグレーに山茶花(寒椿かも?)がドーンじゃなければ、イマドキの着物はいつでも着られるようにできているもののほうが大半です。

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