2016年11月7日 19:00|ウーマンエキサイト

トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第1回】


■わが子がトラブルを起こしてしまった! そのとき、親は?

―― 先生は「人が生きる場所では必ずトラブルが起こる」とおっしゃっていますね。

木村先生(以下、木村):あたりまえやん。「トラブルがない学校」なんて聞くと、私はひっくり返ります。トラブルはあって当たり前。トラブルは、すべて生きた学びになります。 
トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第1回】

―― わが子がトラブルを起こしてしまったとき、親はまずどのような心持ちでいるのがよいのでしょう。

木村:トラブルがあって、「お母さん、ちょっと来てください」という連絡があった場合、ほとんどの親は、学校から「来てください」と言われた時点で「うちの子は何かやってしまった、迷惑をかけた」というフィルターがかかりますね。けれど、そうしてフィルターをかけること自体、間違っているんです。


―― どういう意味ですか?

木村:「わが子がトラブルを起こした」というとき、親は迷惑をかけた相手や学校、つまりは「周りのこと」がまず気になるでしょ。

でも、一番に見つめるべきは、「どうして、うちの子がそれをしたのか?」ということ。「うちの子が何をどう思って、その行為をしたのか?」ということを親がきちんと理解していない限り、子どもは「やり直し」ができません。

「やり直し」とは、木村先生の教育観の大きな柱のひとつ。「人が生きていれば、必ず間違いは起こる。その時に素直に謝って、やり直せばいいやん」と、木村先生。次回に、木村先生の「やり直し」について説明しよう。

■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書
トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第1回】

『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!
「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』

(木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)

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