ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事「子育ては思い通りにいかなくて当たり前。これから親になる人へ」で、子どもを産んだ後に
「思っていたのと全然違う!」と感じた事やエピソードを募集しました。
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いただいたエピソードには、想像以上に「しんどかった!」という意見が圧倒的に多く、なかには「いままで経験した
どんな仕事よりもハード」という声もあったほど。では、いったいママは何に対して「想像以上に大変だった」と感じているのでしょうか。
■赤ちゃんはカワイイモノ?
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ちゅいママさんは出産前、「赤ちゃんってCMみたいに
ニコニコ笑ってすやすや寝てるだけの天使なのかと思ってましたし、ファッション誌のママみたいに
育児って楽しいものだ」と思っていたそうです。子どもが身近にいない人の多くは、そんなふうに赤ちゃんをプラスのイメージだけで捉えがちなのかもしれません。それもそのはず、赤ちゃんって、見るだけで心があったかくなる、かわいい存在ですから。
しかし、実際に子どもを産んで育ててみたママたちの回答から、そんなかわいい赤ちゃんのお世話の裏側にこそ、「思っていたのと違う!」と声を大にして言いたくなるような
苦労が隠れていることがわかりました。
赤ちゃんはかわいいばかりで、
幸せの象徴だと思ってました。いざ生まれると、半年間ほど大変すぎて逃げ出したくてたまりませんでした。大好きだった夫にも、言動に
イライラすることが増えて、どうせなら家にいてくれない方が気が楽でした。子育てがこんなに大変だなんて、ほんとに知りませんでした。
知っていたら、子ども欲しいって思えないかもしれないから、だれも教えなかったのかも。現在息子たちは7才と2才になりました。いま、やっと子どもってかわいいな、幸せだなと思えます。
子どもを産む前は、
「子どもが産まれたら子ども中心の生活になる」ことの本当の意味をわかっていませんでした。悪露もドバドバで、身体がボロボロ状態。授乳で睡眠も満足に取れない。置くと泣く赤ちゃんをひたすら抱っこ。替えた直後にブリブリー、エンドレスおむつ替え地獄。
爪切りひとつで眼精疲労。自分のトイレでさえも自由に行けないだなんて、あの頃は知らなかった…。
出産直後、産褥期(さんじょくき)のママをまず待ち受けるのは、極度の睡眠不足! やってもやっても終わらない赤ちゃんの世話に時間をさかれる上に、1~3時間ごとにおっぱいを求められて、連続して眠れる時間もわずか…。ほかにも、食事やお風呂、トイレといったママ自身のこともままならない状態になるのです。
いくら事前に「子ども中心の生活になる」と聞いていても、「ここまでつらいとは…」と想像以上の過酷さに打ちのめされたママたちは多数。「ゆっくり食事がしたい。ゆっくりお風呂に入りたい。ゆっくりトイレに入りたい」という
生活習慣の基本的なことをすることが毎日の“夢”となっていた、という方もいました。
■育児書は参考になる? ならない?
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はじめての育児では、不安になることや疑問に思うことがたくさん出てきます。ネットや育児書で調べては自分の子どもと
“普通(の成長過程)の子”の違うところを見つけて不安を膨らませてしまうというママもいました。
育児書には「生まれたばかりの赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします」と書いてありましたが、いざ生まれてみたら全然寝なくて絶望しました。寝たとしても抱っこしてないとダメで、自分は全然寝られない。「布団で寝るとは限りません」って注意書きしておいてほしいです。
イヤイヤ期。聞いていたとおり、イヤイヤ言うんだなと思っていました。そのとおりでしたが、自分のイライラが想像以上に爆発しました。
「どちらがいいか子どもに選ばせたらいい」と育児書に書いてあるけど、「どちらもいや! すべていや!」。こっちは時間に追われ、まわりの視線を気にし、「じゃあ、お母さんもう知らない」と、なってしまう、それでも帰ってくる言葉は「いや」。本当に、どうにもならないのが子育てだなと痛感しました。
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子どもの成長過程には個人差があること、育児の悩みやトラブルの対処法にも「どうにもならない」時があること。すべて子どもの個性や性格によって変わってくることが、もっと明確に書いてあれば…と思ってしまいます。
育児書は目安であって、そのとおりに育てれば子どもがしっかり育つというわけではありません。
その子それぞれに合ったやり方や答えがあることをママも認識しながら、あくまで参考に読むというくらいのスタンスがちょうどいいんだろうと思います。でも何もかもが初めてづくしの子育てでは、何かにすがりたいと思ってしまうんですよね。