【医師監修】子どもが発熱! 外出の目安や安静にできない子どもとの過ごし方<パパ小児科医の子ども健康事典 第4話>

2018年9月24日 12:00
 

パパ小児科医 ライター
パパ小児科医

子どもに発熱はつきもので、対応や処置について判断が迷うことでしょう。そんなみなさんのために、前回は子どもが発熱した時の救急受診する目安や判断基準についてお話しましたが、今回は子どもが発熱した際のホームケアについてお話します。
【医師監修】子どもが発熱! 外出の目安や安静にできない子どもとの過ごし方<パパ小児科医の子ども健康事典 第4話>

©naka


意外と出来ていない? 正しい体温計の使い方

まずは、正しく体温計を使って正確に体温を測定しましょう。耳式体温計はやや低くなる傾向にあるので注意してください。

検温のポイント

  1. 汗を拭いて、熱の伝導率が異ならないようにする
  2. 体温計が下着に触れぬよう、気をつける
  3. わきの中心に体温計をあてる
  4. 体温計の先を下から少し押し上げるようにして、わきをしっかり閉める
  5. 測る時はいつも同じ測り方をする

参照サイト:omron公式サイト




熱がある時にお風呂は入っていいの?

発熱していても、ぐったりしていなければお風呂に入ってもいいでしょう。ただし、外からあたためることで体温が高くなることもありますし、お風呂では汗をかいて水分が失われますから、子どもが辛そうな時は控えて下さい。ややぬるめのシャワーで軽く流す程度なら負担は少ないでしょう。

熱がある時は温めるべき? 冷やすべき?

一般的に熱の上がり始めの時は寒気を感じやすいです。寒気を感じたら温めた方が良いでしょう。上がりきってしまうと今度は体が熱くて辛いので、冷やしたほうが気持ち良いです。

首、脇、そけい部(足の付け根)には太い血管がありここを冷やすほうが効率的です。おでこに冷却シートを貼っているお子さんをよく見かけますが、冷却の効率は良くないですし、はがれて鼻の穴を塞いだりといった事故も生じているので、あまりおすすめはしていません。私は、市販の繰り返し使える子どもの脇の下冷却袋をおすすめしています。冷却袋に紐が付いているので、簡単に装着でき、寝ている子どもにも利用できます。

室温や湿度は何度くらいに保ったらいい?

エアコンなどで過ごしやすい温度に調節してください。夏であれば26~28℃、冬は20~23℃くらいが目安です。風邪で咳や鼻症状がある時などは乾燥した空気は刺激になるので、湿度60%程度を維持できるよう調節してください。

食欲がない時はどうすればいい?

熱がある時は子どもはぐずぐずして食欲も低下します。食欲がない時は無理に食べなくてもかまいません。その代わり脱水が心配されますので、水分をこまめにとりましょう。水分だけでなく塩分や糖分も必要ですので、経口補水液やスポーツドリンクを使用してください。

解熱剤は使わないほうがいい?

発熱そのものは正常な生体反応ですので元気であれば不要です。しかし、高熱で辛い時や寝れない時には使用してもかまいません(38.5度以上が目安)。

ただし、解熱剤の効果は4~6時間ですので、効果がなくなれば再度熱はあがること、解熱効果はせいぜい約1℃ほどで必ずしも平熱にまで下がるわけではないことに注意してください

また、子どもは「痛み」をうまく伝えることができません。発熱していて不機嫌な時、実は頭などが痛いということもあります。解熱剤や鎮痛剤には痛みどめの効果もありますから、発熱していて機嫌が悪い時は使用を考慮してもいいでしょう。様子をみても大丈夫かどうかは前回の記事「子どもが発熱! 救急受診する目安や判断基準は?」も参考にしてください。

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