■子どもと大人の視界の違いが原因に?
子どもと大人の目線の高さが違うことが迷子の原因のなったエピソードはほかにも寄せられています。
売場のひとつの棚のまわりを姉2人と息子の3人がまわっていました。私は買うものを物色。しばらくして姉2人は私の元へ。「息子は?」と聞くと「知らない」と…。大人は棚があっても人の気配がわかるけど、子どもの低い視界では急に不安になって、姉たちや私を探しに行ってしまった様子。真っ青になって探すと、別の売り場にいたパパと合流していた。よかったー。
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これも、大人からは子どもが見えていて安心してしまったパターンですね。この場合は、すぐ近くにいたパパと合流していたとのこと。もしこれが、1時間や半日もの間、迷子になっていたらと思うと、考えただけで胸が苦しくなります。
■子どもではなく、親が迷子になる!?
ここまで、子どもが迷子になってしまいヒヤッとした瞬間を紹介してきましたが、親のほうが迷子になることも? 子どもの年齢があがってくると「自分で
迷子センターに行く」などのエピソードも寄せられました。
遊園地ではぐれてしまったとき、当時5〜6歳だった息子は、自分で迷子センターに行ってました。「僕、迷子です」って言ったそうです。
迷子の自己申告! 5歳くらいになると自分で迷子センターを探せる子もいるんですね。とても冷静です。
日頃から、迷子になったときの対策を伝えていたのかもしれませんね。
息子2人を連れてデパートに買い物に行ったとき、子どもたちが勝手にいなくなったのに、店員さんに「お母さんが迷子になったから探して」と言って私を探してた。
なんてしっかりものの兄弟!(笑) きちんと店員さんと探しにきてくれたからよかったですね。とはいえ、これらはラッキーなパターンではないでしょうか。
大人同士でもショッピングセンターや大きな遊園地などではぐれてしまうと、携帯電話などの連絡手段なしには、なかなか出会えません。小学生くらいになると大人顔負けの会話ができるようになってはきますが、まだまだ気を抜くことはできません。
■一瞬の隙が、一生の後悔になる
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アンケートに寄せられたメッセージのなかに、「一瞬の隙が、一生の後悔になるところでした」というものがありました。「注意1秒、怪我一生」という標語もありますが、まさに子どもの迷子についてもそうですよね。
ほとんどの場合、見つけることができたり、ショッピングセンターなどでは店員やまわりの人に保護されることだと思います。でも、もし、そのまま外に飛び出してしまったら…? 考えたくもないです。
とはいえ、子どもとの外出中にずっと集中し続けるのは大変。迷子になったときの対策も、ぜひ家庭で相談しておきたいことのひとつです。
たとえば、ママが見つからないと走り出してしまう子、いつも興味あるものの前で立ち止まってしまう子など、子どもの様子を観察することで、取れる対策も異なってくるでしょう。買い物の仕方も、家族で相談して、たとえば宅配サービスを使って買い物時間を短くしたりなどの方法も考えられますね。
また、子どものタイプによっては、迷子ひも(子ども用ハーネス)を利用するのも手かもしれません。かわいいぬいぐるみのついたリュック型や親子の手首同士をつなげるシンプルなものなど、最近は見た目にも配慮されたアイテムがたくさん登場しています。
本来、子どもとのお出かけって楽しいもの。それぞれ子どもの性格や状況に合わせた対策で、お出かけのときも楽しく過ごしたいですね。
Q1.子どもが迷子になってヒヤッとした体験はありますか?
回答数:223
Q2. 子どもの迷子についてのエピソード、ご意見があればお書きください
回答数:53
アンケート集計期間:2018/9/23~10/5
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