連載 パパママの本音調査
妊娠、不妊、性犯罪…親になって思う、学校で教えてほしかった性教育【パパママの本音調査】 Vol.319
■性教育、その裏に隠された思いとは
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一方、教えてもらいたかったことは「ない」と答えた人も約4割いましたが、その人たちはどのような思いを抱えているのでしょうか。
「性に関することはプライバシーの最たるもの。そんなことを他人から、ましてや親から教えてほしいなんて思わなかった。今は性教育を親がするものと言われるけど、なんか釈然としません」(茨城県 30代女性)
「女性ですから、たくさん嫌な思いを経験してきました。でも、小中学生の時にそんな教育をされることもストレスです」(東京都 40代女性)
「性に関しては学校じゃなく各家庭で 教えるべきでしょう。
なんでも教育現場に押し付ける考えや風潮はおかしい」(徳島県 40代男性)
性教育への思いは本当にさまざまで、教育をされること自体が本人の苦痛につながることもあるようですね。ほかには、「時が経てば自然とわかった」という意見も寄せられていました。
筆者は、子どものときに親から性教育を受けた記憶はなく、ドラマのラブシーンになると気まずくなるような家庭で育ちました。しかし、「教えておいてほしかった」と思うことは不思議とありません。私自身はあのとき、性教育については話したくなかったと思うとともに、それが自分の家族の形だったのだと納得しています。
おそらく、ここで「ない」と答えたパパやママの多くも同じような思いでいるのかもしれませんね。
■学校での性教育の現状とその課題
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そもそも、現在学校ではどのように性教育が行われているのでしょうか。
中学生の保健体育の学習指導要領によると、中学1年生は「心身の機能の発達と心の健康」について学びます。
この学習では、次のように明記されています。
つまり、妊娠に至る過程については取りあつかわないことが明記されているのです。
また、3年生では「健康な生活と疾病の予防」について学ぶのですが、エイズなど性感染症の予防については次のように記載されています。
その主な感染経路は性的接触であることから、感染を予防するには性的接触をしないこと、コンドームを使うことなどが有効であることにも触れるようにする
出典:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説「保険体育編」
ただし、「性的接触」の具体的な内容や、コンドームの使い方については言及されておらず、細かい指導内容は現場に任されている現状です。
2016年度の未成年者の人工妊娠中絶件数は14,666件で、1,000人あたりに5人の女子が、望まない妊娠による中絶を経験していることがわかっています。さまざまな要因があるのでしょうが、適切な性教育を行うことの大切さを実感します。どの親にとっても性教育については、他人事とは言えない現状があるようです。
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