赤ちゃんが産まれてから、その成長を願う行事が行われます。行事の数が思っていたよりも多いことに、驚くママも少なくありません。赤ちゃんが産まれてからはお世話でバタバタする日々が続くので、行事について事前に知識を身に付けておくと役立ちます。
赤ちゃんのお祝い行事はする?しない?
赤ちゃんが誕生してから1歳の誕生日を迎えるまでに行うお祝い行事は、意外とたくさんあります。
全てが絶対に行うべき行事というわけではありません。しかし、地域などの環境によって行事に対する考え方が異なってくるので、行事をするかしないかを判断するのが難しいところです。
やっておくとよい思い出になる
数ある赤ちゃんのお祝い行事は一つ一つに意味が込められているので、その意味を理解すると行事をやってあげたい気持ちが出てくるようになります。
行事のために準備や手配をするのは大変かもしれませんが、あとになって思い返してみると子どもの成長記録として『やっておいてよかった』と思うことでしょう。
過度な無理は禁物
赤ちゃんの行事を行うときに、せっかくの記念だからといろいろやりたいことを詰め込んでしまうことがあります。赤ちゃんのためとはいえ、無理をするのは禁物です。
生後1カ月ごろに行われるお宮参りでは、お宮参りに出かける前後に写真撮影を行って、その後食事会を開いてといったように、スケジュールがタイトになりがちです。
しかし、生後1カ月くらいはママの体調が回復していないこともありますし、抵抗力の弱い赤ちゃんを連れ回すと負担をかけてしまいます。
無理をしてママや赤ちゃんが体調を崩してしまうようでは、楽しく行事を進めることができなくなるでしょう。
1歳までのお祝いカレンダー
間際になって慌てないためにも、1歳までのお祝い事をカレンダーで確認しておきましょう!
赤ちゃんの行事は、家族だけで行うこともありますが、主に両家の祖父母や親戚を招いて行うケースが多いのです。
行事に関する習慣や招待する人、用意する物は地域や各家庭によって考え方が異なるので、事前にパパやママの両親に相談しておくことが大切です。
お宮参り・お食い初めなど生後半年
生後半年の間に行われる行事も、意外とたくさんあります。赤ちゃんが誕生してから7日目の夜に行われるのが
『お七夜』です。
おかしら付きの鯛や赤飯を用意して、赤ちゃんの健やかな成長を願ってお祝いをします。
ママや赤ちゃんの入院が長引いてしまったり、退院しても体調が優れなかったりすることもあるので、無理はしないようにしましょう。
『お宮参り』は、生後1カ月ごろに行われる行事であり、氏神様にお参りに出かけて赤ちゃんの健やかな成長を願います。
赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにという願いを込めて行われるのが、
『お食い初め』です。
生後100日を目安に行われますが、地域によって行われる時期はまちまちです。
男女別の初節句
赤ちゃんが誕生してから初めて迎える節句のことを
『初節句』と呼びます。男の子は5月5日、女の子は3月3日に行うのが一般的です。
初節句の時期が赤ちゃんの誕生と重なったり、生後間もなかったりする場合は、翌年の節句の時期にお祝いすることが多いようです。
1年後は初めてのお誕生日
赤ちゃんが初めて迎える誕生日をお祝いする行事で
『初誕生』と呼ばれることもあります。『一升餅』を用意して、赤ちゃんに背負わせるのが習わしですが、地域によっては踏ませるなどお祝いのやり方はさまざまです。