【医師監修】妊娠したかも…! いつ病院に行ったらいいの?



■いざ妊娠検査のために病院へ! どんな準備が必要?

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初めての産婦人科受診には、どんな準備が必要なのでしょうか?

最終月経日・普段の月経周期の確認


まず最初に病院では、最終月経日とふだんの月経周期を確認されます。というのも、最終月経の初日を妊娠1日目と数えるためです。ここから、今は妊娠何週で、出産予定日は何月何日というのが割り出されます。

伝え間違いがないように、メモしていくといいでしょう。

病院ではこれまでの妊娠・出産回数も確認される


病院では、これまでの妊娠回数や出産回数も聞かれます。

妊娠回数は、現在の妊娠を回数に加えて答えましょう。出産回数の数え方は、妊娠満22週以上で出産したものは、出産回数に入れます。


参考サイト:日本産科婦人科学会「妊娠・分娩回数のかぞえかた」について



今までの病歴やアレルギーについてまとめておく


初診時には、主に以下の病歴やアレルギーについて聞かれます。
・薬剤アレルギーの有無
・喘息の既往歴
・妊娠に影響のある感染症の既往歴
・指摘されたことのある産婦人科疾患
・そのほかの大きな病気の既往歴

「妊娠に影響のある感染症」というのは、麻しん(はしか)、風しん、水痘(水ぼうそう)流行性耳下腺炎(おたふく)、性器ヘルペスなどをさします。

これらの感染症は、もし妊娠中にかかってしまったら、母体やおなかの子どもに影響がある場合もあるためです。

また、自分自身のことではありませんが、両親や兄弟姉妹など親族が高血圧や糖尿病などにかかっていないかも聞かれます。

これらの情報もまとめておきましょう。

参考サイト:日本産婦人科学会・日本産婦人科医会「産婦人科診療ガイドラインー産科編2017」



初診で必要な持ち物をチェック


初めて受診する際は、次のものを持っていきましょう。

・健康保険証
妊婦健診には、健康保険は使えません。ただし、妊娠以外の別の病気、処置が見つかった場合は適用されるので、念のため持参しましょう。


・健康状態などをまとめたメモ書き
前述した通り、最終月経日や妊娠・出産回数、既往症や家族の病歴などが聞かれるので、伝え間違いがないようにメモしていきましょう。

・基礎体温表
妊娠かどうかの判断材料となるので、基礎体温を記録していたのなら持参しましょう。

・お金
多くの場合は健康保険が適用されないため、いつも病院でかかる時の診察代より多めにお金を用意した方が安心でしょう。初診では、さまざまな検査も行うので、2万円程度を目安としてください。

・生理用ナプキン
内診を受けた際、少量の出血があるかもしれません。それに備えて、生理用ナプキンを持参しましょう。




どこの病院で妊娠検査をしてもらうかもしっかり考えよう


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まず最初に、どこの病院で妊娠検査をしてもらうかは迷いますよね。検査をしてもらえるのは、大きく分けて次の3つになるでしょう。


・総合病院の産婦人科
産婦人科以外の診療科もあるような大きな総合病院だと、妊娠・出産の過程で何かあった時でも安心ですね。ただし、大きな病院(特定機能病院・一般病床400床以上の地域医療支援病院)の場合、紹介状がない場合は診療費とは別に特別料金が加算されます。

・小規模の産婦人科クリニック
小規模だけに、アットホームな雰囲気で「かゆいところに手が届く」サポートを受けられるところがメリット。ただし、大きな病院で出産するよりも費用がかさむケースが多いようです。

・妊婦健診のみの産婦人科クリニック
出産施設は備えない、妊婦健診や婦人科診療だけをする産婦人科クリニック。出産は、提携しているほかの産婦人科となります。


妊娠しているかどうか検査をした病院と、実際に妊婦健診で通院したり、出産する病院とは違っても構いません。検査で妊娠が確定してから、どの病院で通院・出産するのか、里帰り出産するのかなど決めてもいいのです。


ただし、健診・出産する選択肢の一つに助産院がありますが、妊娠検査だけは産婦人科で受けることをおすすめします。万が一、子宮外妊娠などすぐに手術が必要な場合など、助産院では医療行為ができないためです。

■病院で行う妊娠検査とは

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病院で初診に行う妊娠検査の流れ


病院では、経腟(けいちつ)超音波検査でも妊娠の診断をします。この検査で子宮の中に胎のうが確認できたら、妊娠の診断となります。

妊娠5週後半から6週前半以降なら、赤ちゃんの心臓が動いていることも確認できるでしょう。赤ちゃんの心拍を確認したら、最終月経の開始日から出産予定日を決定します。

妊娠していた場合はどのくらいの頻度で通うことになる?


胎児の成長や、妊婦の変化を定期的にチェックするために、以下の頻度での妊婦健診がすすめられています。


・妊娠11 週までに3回程度
・妊娠12〜23週頃までは4週間に1回
・妊娠24〜35週頃までは2週間に1回
・妊娠36週以降は1週間に1回


妊娠が確定しない場合もある


胎のうは直径が2mm以上になるまで、超音波検査でも確認できません。この大きさに達するのは、妊娠4 週後半以降。

正常な妊娠の場合、子宮内に胎のうを確認できるのは、妊娠4週で約80%、妊娠5週でほぼ100%の確率だそうです。

そのため、検査が早過ぎると、妊娠が確定できないこともあります。

参考サイト:日本産科婦人科学会「HUMAN+」



■「妊娠したけど病院には行かない」はあり?

子宮外妊娠の可能性もあるので病院へは行きましょう


前述した通り、妊娠検査薬で陽性=正常な妊娠とは限りません。卵管・卵巣など子宮以外の場所に妊娠する異所性妊娠の可能性もあります。

すぐに手術が必要な場合もありますので、胎のうが確認できるタイミングで必ず受診しましょう。

予定日や週数は診察を受けないと確定しない


正確な出産予定日は、産婦人科医が行います。胎児の頭臀長(頭から臀部までの長さ)と、最終月経開始日から計算した妊娠週数との間に誤差がないかを確認して、出産予定日は決定されます。

胎児の頭と胴体の区別がつくようになる妊娠8〜10週に頭殿長は15〜30mmとなり、妊娠週数や出産予定日を決めるのに最も適した時期といわれています。

最終月経開始日だけでは妊娠週数や出産予定日は確定できないので、病院の受診が必要なのです。

参考サイト:
日本産科婦人科学会「6.正常所見8-10週」
日本産科婦人科学会「HUMAN+」



■まとめ

初めての妊娠だと、どう検査していいのか、病院はいつ受診すればいいのか、どんな病院を選べばいいのか迷いますよね。

妊婦健診や出産する病院はあとからよく考えて選んでも遅くはありませんから、「妊娠かな?」と思ったら、まずは一番行きやすい産婦人科で妊娠検査をしてもらいましょう。

そこで妊娠が確定したら、市区町村の窓口で母子手帳を受け取り、妊婦健診や出産をする病院選び、予約と進めていけばいいでしょう。

参考資料:
日本産科婦人科学会
日本産科婦人科医会




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