子どもを産んでも夫を憎まないために。夫婦のミゾに落ちない結婚と育児
■思い込みからの解放!息苦しくない家族のあり方
2人だけの世界に浸れた恋人期間とは異なり、結婚には家同士のつながりが生まれ、義父母との付き合いに頭を悩ませることも…。
家庭ごとに文化が異なるため、義実家とはまさにアウェイの地。
なじみのない習慣や考え方にどう対処すればよいかは、なかなか難しい問題でもあります。
『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナシップ学』より
「家事は女がするもの」という家庭に育ったコトミに対して夫婦平等の考えを持つ大地。対して実家からの連絡がほとんどない大地の家庭とは真逆なほど家族との関わりを重要視するコトミ。
生まれ育った環境が異なることで、意見を衝突させることもしばしば。
人は異質なものに対してつい「普通は…」と自分ルールで相手をねじ伏せたい気持ちになるけれど、「普通」の定義は人それぞれなのです。
『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナシップ学』より
価値観に正しさを突きつけることはお互いにとって息苦しいだけの結果を招いてしまいます。
結局大切なのは、違いを認め合い、受け入れること。
そして違うことに良し悪しの評価を持ち込まないこと。
なぜなら“家族は味方”だからこそ、相手を非難し、傷つ合うことで何も生まれないからなのです。
『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナシップ学』より
夫婦は合わせ鏡と言われるようにパートナーとの関係は、今の自分の姿を映す鏡でもあるのです。
夫にイライラしたり、妻の存在を面倒に感じたり、相手を非難し嫌うことは、その相手を選んだ自分自身を罵り、否定しているのと同じ。
そして相手と向き合うことから逃げることは、自分の弱さから逃げていることでもあるのです。
子どもが生まれ、一筋縄にはいかない育児のなかで、よりよい夫婦関係を築くのは容易なことではありません。
しかし、よりよきパートナーシップへの挑戦は、自分自身と向き合い、新しい自分とも出会うきっかけとなるもの。
夫婦、家族という小さな共同体の場で、私たちはそれぞれの成長を促され、弱い自分に立ち向かう勇気と覚悟を試されているのかもしれません。
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