コミックエッセイ:子が育ちめいも育つ
初めての保護者会が不安を払拭する転機に! 今までの考えが一変した理由 ~初めての保活レポ(5)~【子が育ちめいも育つ Vol.16】
このお話は、2016年に作者のめいさんが保活をしていた頃のお話です。
■前回のあらすじ
慣らし保育がスタートするも、育児初心者のため預けることに不安がつのる。しかし、ようやく親子でがんばろうという覚悟ができ…。
息子を保育園に預けて早3ヶ月。
預け始めの頃はキーキー言っていた私も、この頃には徐々に園に預ける生活に慣れ始めていました。そんなタイミングで、保護者会があったので参加する事に。
息子のクラスメイトは片手で数えられる程少なく、そうなると保護者会もこじんまりとしたものになります。
これまで、クラスメイトはたくさんいた方が息子にとって刺激になるんじゃないかと勝手に思っていた私は「もう少し人数が多くてもいいんじゃないか」なんて思っていたのです。
しかし、そんな考えを変えてくれたのがこの人生初の保護者会でした。
結論から言うと、先生と保護者で爆笑の嵐が巻き起こり、40分予定のはずだったものが2時間まで伸びるほど、とても楽しい時間となりました。
参加人数が少ない分、1人ひとりの話せる時間が多く、その分話す内容が濃くなったのかなと感じました。
先生から息子たちが普段どう過ごしているかを丁寧に聞くこともできて、
「あぁ、人数が少ないからこそ1人ひとり丁寧に保育できるってこともあるよなぁ」とこの時初めて思ったのでした。
また狭いなぁと思っていた園内のことについても先生の方から切り出してくれ、
「園内が狭い分、近所の公園や緑地にたくさん行って、虫や葉っぱやたくさんの自然に触れるようにしています。園内でも定期的に配置を変えて、子どもたちが飽きないような室内作りをしています」と教えていただき、一気にいろいろな心配が抜けていく感覚がしたのでした。
そういう感覚になると、私という人間は勝手なもので、広い園でもコンパクトな園でもそれぞれの魅力があるような気がし始め…。この保護者会をきっかけに、勝手に描いていた理想とのギャップが少しづつ消えていったのでした。
もちろん、不安が拭いきれないこともありますが(園に隣接している大きな道路などなど)、他の不安がなくなったことで、先生方をもっと信頼したいと思えるようになったのです。