子育て情報『幼稚園での遊びは全て学びです!』

2016年4月13日 09:00

幼稚園での遊びは全て学びです!

ではないということ。自分中心だった年少に比べ、お友達への興味や、大好きなお友達を取られたくないという独占欲が出てきているんです。これ自体は悪いことではなく、成長の表れです。
一方、相手の気持ちを想像する力はこれから伸びてくるものです。保育者は「◯◯ちゃんは仲間に入れてもらえなくて悲しかったんじゃないかな?」と相手の気持ちを伝えたり、「2人だけでおままごとするより、大勢の方がいろんな役がいて楽しいんじゃない?」と声掛けしたりしていきますが、みんなで遊ぶ楽しさを家庭でも伝えていってほしいです。

Q:勝ち負けにこだわる気持ちが強くかるたやトランプをやりたがりません。
A:ルールのある遊びを通じて「負けても次がある」ことを学んでいきます。
「負けて悔しい」という気持ちが芽生えたのは、心が成長している証拠です。
無理強いして遊び自体が嫌いになってしまってはつまらないので、今は無理にやらせなくていいと思います。
年中から年長にかけて、例えば鬼ごっこでも、ドロケイや色鬼などルールのある遊びを楽しむ中で、子どもは「負けても次がある」「みんなで同じルールを守って遊ぶって楽しい」ということを学んでいきます。その経験を積み重ねて、「他の遊びも同じかな?」と思えるようになれば、かるたやトランプにも、自分から「やりたい!」と気持ちが向かっていくはずです。

年長児の姿から大きくなることへの憧れを感じる

幼稚園での遊びは全て学びです!

園庭でドッジボール。最初は保育者が教えながら、徐々に自分たちだけで楽しめるようになります。たまに年少児が交じり、ルールは分からなくとも楽しい雰囲気を感じています。(写真右)リリアン編み。いろいろな場面でとてもうまい年長組を見て、「年長さんになったらやりたい!」と思えるのも大事な気持ちです。

外からの刺激を受けて遊びが生まれる

幼稚園での遊びは全て学びです!

クリスマス会で保育者が披露したチアダンスに刺激を受け、「私たちも!」と、子どもたち自ら結成したダンスグループ。自分たちで音楽をかけて踊っています。これも楽しい遊び。


年長ママの心配事

Q:外で遊ぶ所がなく家で電子ゲームをする時間が長くなります。
A:電子ゲームはコミュニケーションのない遊び。最長でも1日30分に。
幼児期に大事なことの一つに、コミュニケーションを取り合い、工夫しながら遊ぶという経験があります。電子ゲームでは、そうした対話や工夫が生まれないので、できればやってほしくないというのが私の考えです。

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