4歳の息子、昼寝するせいで就寝が遅くなりがちで不安です
パパが遅く帰宅すると子どもが寝なくて困る、という悩みが多いようです。「眠くなるのを待つのではなく、寝たくなるような工夫が大事」と言う臨床心理士の帆足暁子さんにお話を聞きました
Q.昼寝するせいで就寝が遅くなりがちです
4歳の息子。パパが帰宅して遊ぶまで起きています。本当は夜7~8時に寝かせたいけれど、平日にパパと会えないのもかわいそうと思い、本人は嫌がりますが降園後にお昼寝をさせています。午後3~5時まで寝るせいか、夜眠るのが午後10時を回ってしまうこともしばしば。徐々にお昼寝なしにしてもいいかなとも思いますが、パパとの時間がなくなること、体力面、睡眠不足などで少し不安があります。
[埼玉県・みんみん]
illustrationATFT GRAPHICS.
A.平日と週末を分けて睡眠リズムを考えてみて
夜中の0時前に成長ホルモンの分泌が多いことからも、眠るのが午後10時を回るのはやはり遅いと感じます。子どもの発達から見ると、4歳はだんだん昼寝が要らなくなってくる年齢です。2時間しっかり寝てしまうと夜はなかなか寝付けないのであれば、1時間くらいで起こしてもいいと思います。
子どもがぐずって意識がはっきりしなければ、もう少し寝かせた方がいいかもしれないし、30分で起こした方がいいのかもしれません。いろいろ試しながらお子さんにとって良い睡眠のリズムを見つけていきましょう。
大人でも疲れていたり、眠気を催しているときの昼寝は至福のひととき。でも、眠くないときの昼寝は苦痛ではありませんか?パパっ子だから毎日会えないのはかわいそうというママの気持ちも分かりますが、パパも疲れているときはゆっくりしたいかもしれませんし、お子さんは昼寝をしないで友達と遊びたいかもしれません。一番大事なのは、家族みんなが楽しく幸せでいることです。
そのためには、翌朝寝坊できる週末はパパの帰りを待って楽しく過ごし、平日はパパの帰りを待たずに早く寝るのも一つの方法だと思います。臨機応変に考えて、何事もやり過ぎない方が良いものです。ママもパパもお子さんも無理なく楽しく過ごせる、ちょうど良いやり方を日々模索していきましょう。