<介護の仕事>資格の取り方は?時間を有効活用できて主婦にぴったり!
働きに出たい、社会と関わりたいのだけど動ける時間が限られていて…と悩んでいるママも多いのでは?育児をしながら空いた時間を有効に使い、主婦の経験も活かせる“介護の仕事”に注目してみました。
介護職にはどんな資格が必要?難しい?
資格がなくても介護の仕事はできますが、できれば取っておきたいのが「介護職員初任者研修」。以前は「ヘルパー2級」と呼ばれていたもので、介護の仕事をする上で必要な知識と技術を身につけるための研修制度です。
資格取得には130時間の講義と演習を受講する必要があります。陽子さん(44歳)は通信教育と8日間のスクーリングで、約1カ月で取得。教育系の在宅ワークをしていたちよさん(36歳)は、福祉系の学校の土日コースに2カ月通いました。
受講料はスクールによって異なりますがだいたい5万円前後~のよう。陽子さんもちよさんも、会社の「資格取得支援金制度」や就職時の「受講料キャッシュバック制度」などを利用したため、実質費用は0~4万円になったそう。
これらの制度を利用するには条件があるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。
「介護職員初任者研修」取得後に継続して3年の実務経験があると、国家資格の「介護福祉士」の受験資格を得られます。合格難易度は6割前後とやや難しめですが、陽子さんは3年勤務した後1万5000円(受験・登録料)で介護福祉士を取得。ちよさんも「介護福祉士」取得を目指し、まずは3年働きたい!」と意欲的です。
自分に合った働き方が可能
5歳と2歳の小さなお子さんを育てながら働くちよさんの、ある1日の様子を教えてもらいました。
6:00起床
8:30二人の子どもたちをそれぞれ別の保育園に送る
9:00~10:00 通院介助
10:00~11:00 家事代行(調理)
11:30 帰宅。自分の家の家事。
13:30~15:30 家事代行(買い物同行と掃除)
16:00 子どもたちを保育園に迎えに行く
訪問介護員として働きはじめて1年のちよさん、自宅近くの利用者さんのお宅を週3日訪問しています。
主な仕事は買い物代行や同行、掃除や調理などの家事代行、そして通院介助。9時から16時の間で1日1~5時間、訪問介護は直行直帰なのでこれまでの在宅ワークも並行して行えているのだそう。
結婚前は看護師として働いていたユミさん(40歳)は、ご主人の転勤と妊娠を機に夜勤のないパートに切り替えました。