通勤時間がありませんし、仕事の合間に洗濯物を干す、掃除機をかけるなど家事を細切れで進められるのも助かります」
デメリットは、「オン・オフの切り替えがしにくいこと」だそう。「いつまでも仕事モードのまま、子どもへの対応がおろそかになってしまうときがあります。また、お客さまがいらしているときは静かにさせるため、子どもがストレスを感じているかもしれません。ただ、うちのサロンのお客さまは、お子さん・お孫さんがいらっしゃる方がほとんど。子どもがいても気にされない方が多いようです」
防犯対策と、自宅で仕事をするうえでのこだわり
おうちサロンやおうちカフェは、近所の人や友達、その知り合いなど身近な人に喜んでもらえるのが魅力のひとつ。とはいえ、よく知らない人を家に上げるとなると、トラブルや抵抗はないのでしょうか?
「広範囲にチラシを配るなど、まったく知らない人が来てしまうような宣伝はもともとしていません。お客さまは、友達のネットワークや口コミがほとんど。他は、近所で開催される地域のイベントで相手の顔を見ながら名刺を手渡すようにしているくらい」。
近所に住んでいるママ友たちと普段から積極的にコミュニケーションを取り、何かあったらお互いに助け合える関係づくりにも気を配っているそうです。
自宅で仕事をするうえでのこだわりを聞くと、「家事育児をおろそかにしないこと」ときっぱり。「仕事が長引いたから今日は外食とか、買ってきたお惣菜で済ませよう、という手抜きはしていません。実はこれは家族(主にパパ)との約束なんです」という言葉にビックリ。
「手技の勉強代や、仕事に関する出費に家庭のお金を使わないようにもしています。最初の資格を取る時はパートで稼いだお金を使いましたし、一時的に家庭のお金を使うことがあっても必ず売り上げから返済しています」
ずいぶんストイックな印象ですが、「そうしないと仕事としての意識が低くなる気がするから」と田辺さん。「きっちり線引きをしないと趣味の延長になってしまうと思うんです。“自分のプライドにかけて!”という意地もあります」。
実際にフェイシャルエステを経験してきました
さて、せっかくだから私も、顔のクレイパックを体験してみました。
お手製のドリンクをいただきながらのカウンセリングとボディチェック。
信頼関係を築き、お客さまのニーズを把握するべく、時間をかけて丁寧に行っているのだそう
ひんやりして気持ちのいいクレイをたっぷりのせてもらいました。