仕上げ磨き、なぜ嫌がるの?いつまで?ママたちと専門家の意見は
共通するのは、どのママも簡単に克服したわけではなく、あの手この手を使ったということ!子どもに合った方法をいろいろと工夫した結果なんですね。
ママの顔が怖い!? 仕上げ磨きを嫌がるワケ
保健師さんによると、子どもが仕上げ磨きを嫌がるのには理由があるようです。
月齢が低い子どもの場合、「口の中を触られることに違和感がある」ということがあげられ、嫌がらなかった子どもが突然嫌がるようになるのは「単純に面倒くさい」ことや「仕上げ磨きをするママの顔が怖い」ということだそう。
そのため、歯磨きをまだ行っていない赤ちゃんへは、おっぱいやミルクをあげたあとにガーゼで口の中を拭うなど、口の中を触る習慣をつけておくといいようです。
「面倒くさい」と感じる子どもへは、歯磨きの重要さを教えることが大事です。ただこれは親が言ってもなかなか子どもへ伝わりにくいので、歯科医師や保育園・幼稚園の先生といった第3者を介入することがオススメとのこと。
最後の「仕上げ磨きをするママの顔が怖い」は、ママ自身が身に覚えがないか振り返ってみましょう。子どものためとはいえ、虫歯にならないように必死になるママの顔は、子どもにとって怖いものかもしれません。
筆者も思い返せば、これがひとつの原因だったかも…。
仕上げ磨きはいつまでするの?
歯科医師に聞いたところ、仕上げ磨きをする目安としては10歳くらいまでとのこと。乳歯は虫歯になりやすいことに加え、永久歯も生え始めは同様に虫歯になるリスクが高いようで、ひとりで磨けるようになった子どもでも磨き残しなく歯磨きすることは難しいようです。
小学校高学年くらいになっても、週に一度は親が確認することと、大人より虫歯リスクの高い子どもは3~4カ月月に一度定期検診を受けることを推奨しています。
歯磨きの大切さは大人ならばわかりますが、子どもに伝え実践するのは難しいものです。仕上げ磨きを嫌がる子どもをもつママにとっては試練の時期ですが、ぜひ参考にしてくださいね。
<文・写真フリーランス記者:沖田かへ>