小学1年生初めてのひとり行動…子どもの危機管理は大丈夫?
お出かけのときは必ず手を繋いでいた息子、どこへ行くにも両親か祖父母、先生と一緒にいる息子。その彼がついにひとりで外を歩くことに…。そう、小学校入学です!
子どもの犯罪被害件数は平成14年以降減少傾向にあるのですが、それでも平成28年度の子どもの被害件数は1万7252件(警察庁発表)とゾッとする数字を叩き出しており、親としては心配で、若干胃痛がする日々です。そこで、わが家ではこんな防犯対策をしています。
まずは絶対に持たせたい「防犯ブザー」!自治体によっては小学校入学時に全児童に配布しています。とはいえ、紛失したり、壊れたりということも。購入する場合は以下の4つがポイントです。
・大音量
全国防犯協会連合会では85db(デシベル)以上を推奨しています。
100dbは電車が通るときのガード下ぐらいと同じだそう。なるべく大きめのほうがまわりに危険を知らせやすいですね。
・強さ
これは衝撃や雨に強いものという意味。子どもって、物の扱いが雑ですよね…(うちだけ?)。ランドセルを「置く」のではなく、「投げる」姿が容易に想像できるので、耐衝撃の機能はほしいところ。
わが家では、買ったあと、何回か家の中で投げたり落としたりしてチェックしました。
・見た目
近頃の防犯ブザーってかわいいものが多いです。スイーツの形だったり、キャラクターの姿をしていたり。子どもも気に入りそうですが、わが家では「THE 防犯ブザー」な形状のものを選びました。かわいいものはただのキーホルダーや飾りに見えてしまい、「あの子は防犯ブザー持っていないな…」と思われて狙われてしまうのが怖かったためです。
・簡単操作
色々な機能があっても使うのは子ども。息子に実物を渡して簡単に使えそうなものか確認、練習しました。
↑相手につきつけるのではなく、自分からも、相手からも遠いところへポイッと投げるのがよいそうです。そうすると相手は音を止めようとブザーのところに行くので、その間に逃げられるとのこと。
どんなにいい防犯ブザーを持っていようと、子ども自身が危機管理できなければ意味がありません。しかも、子どもに対する犯罪の手口はどんどん巧妙になってきています。
実際にあった事例では
・子どもの目の前で財布を落とし、財布を拾って追いかけてきた子どもに「カードを盗んだだろう」などと言って自宅へ連れ込む
・「こっちに猫がいるよ」と言って誘い出す
・「服に虫がついてるよ」と言って触る
などなど。「怪しい人について行かない」だけではもうダメなのですね…。子どもの良心を逆手に取った犯罪では「困った人を助けてあげよう」といった躾が逆効果になってしまう場合もあり、子どもへの声掛けに悩みます。
夫と相談して、わが家では次の約束を伝えています。
・なるべくひとりにならない。お友達か家族、先生と一緒にいよう
・家族、先生以外の年上の人に近づかない(相手が手を伸ばして触れられる距離に入らない)。ついて行かない。物をもらわない
・落とし物には触らず、大きな声で落とし主を探そう。いなければ交番のおまわりさんか、知ってる大人に伝えよう
・もし困ってそうな人がいたら、大人を呼んでこよう。話すときは少し離れて大きな声で
・たとえお友達でも、お洋服で隠れてる場所は触らない、見せない、触らせない
・「内緒だよ」「秘密ね」などと言われたことはなるべくパパとママに話してね。
・少しでも「やだな」「怖いな」と思ったら大声を出しながら走って家か学校、助けてくれるところへ!
こんな感じです。
<文・写真:フリーランス記者清宮(clabocco)さん>
子どもの犯罪被害件数は平成14年以降減少傾向にあるのですが、それでも平成28年度の子どもの被害件数は1万7252件(警察庁発表)とゾッとする数字を叩き出しており、親としては心配で、若干胃痛がする日々です。そこで、わが家ではこんな防犯対策をしています。
防犯ブザーは大音量、強さ、見た目、簡単操作の4点をチェック
まずは絶対に持たせたい「防犯ブザー」!自治体によっては小学校入学時に全児童に配布しています。とはいえ、紛失したり、壊れたりということも。購入する場合は以下の4つがポイントです。
・大音量
全国防犯協会連合会では85db(デシベル)以上を推奨しています。
これはピアノから1メートル離れた場所で聴く鍵盤の音と同じぐらい。セキュリティ会社のセコムでは100db以上をすすめています。
100dbは電車が通るときのガード下ぐらいと同じだそう。なるべく大きめのほうがまわりに危険を知らせやすいですね。
・強さ
これは衝撃や雨に強いものという意味。子どもって、物の扱いが雑ですよね…(うちだけ?)。ランドセルを「置く」のではなく、「投げる」姿が容易に想像できるので、耐衝撃の機能はほしいところ。
わが家では、買ったあと、何回か家の中で投げたり落としたりしてチェックしました。
そして最近の子ども用防犯ブザーはだいたい防水になっていますが、ここも必ずチェック。子どもって傘を差していてもなぜか濡れてますし、雨でも傘ささないこともありますからね…。
・見た目
近頃の防犯ブザーってかわいいものが多いです。スイーツの形だったり、キャラクターの姿をしていたり。子どもも気に入りそうですが、わが家では「THE 防犯ブザー」な形状のものを選びました。かわいいものはただのキーホルダーや飾りに見えてしまい、「あの子は防犯ブザー持っていないな…」と思われて狙われてしまうのが怖かったためです。
・簡単操作
色々な機能があっても使うのは子ども。息子に実物を渡して簡単に使えそうなものか確認、練習しました。
息子には2つボタン同時押しは難しい感じです。ちなみにピンを抜くタイプの防犯ブザーを持っているときに、もし万が一があった場合は
↑相手につきつけるのではなく、自分からも、相手からも遠いところへポイッと投げるのがよいそうです。そうすると相手は音を止めようとブザーのところに行くので、その間に逃げられるとのこと。
一番大事なのは子ども自身の心がけ!息子に言い聞かせている約束ごととは
どんなにいい防犯ブザーを持っていようと、子ども自身が危機管理できなければ意味がありません。しかも、子どもに対する犯罪の手口はどんどん巧妙になってきています。
実際にあった事例では
・子どもの目の前で財布を落とし、財布を拾って追いかけてきた子どもに「カードを盗んだだろう」などと言って自宅へ連れ込む
・「こっちに猫がいるよ」と言って誘い出す
・「服に虫がついてるよ」と言って触る
などなど。「怪しい人について行かない」だけではもうダメなのですね…。子どもの良心を逆手に取った犯罪では「困った人を助けてあげよう」といった躾が逆効果になってしまう場合もあり、子どもへの声掛けに悩みます。
夫と相談して、わが家では次の約束を伝えています。
・なるべくひとりにならない。お友達か家族、先生と一緒にいよう
・家族、先生以外の年上の人に近づかない(相手が手を伸ばして触れられる距離に入らない)。ついて行かない。物をもらわない
・落とし物には触らず、大きな声で落とし主を探そう。いなければ交番のおまわりさんか、知ってる大人に伝えよう
・もし困ってそうな人がいたら、大人を呼んでこよう。話すときは少し離れて大きな声で
・たとえお友達でも、お洋服で隠れてる場所は触らない、見せない、触らせない
・「内緒だよ」「秘密ね」などと言われたことはなるべくパパとママに話してね。
・少しでも「やだな」「怖いな」と思ったら大声を出しながら走って家か学校、助けてくれるところへ!
こんな感じです。
これでもまだまだまだ言いたいことはあるのですが、とりあえずこれらは口を酸っぱくして覚えてもらおうと思います!
<文・写真:フリーランス記者清宮(clabocco)さん>