小学1年生初めてのひとり行動…子どもの危機管理は大丈夫?
そうすると相手は音を止めようとブザーのところに行くので、その間に逃げられるとのこと。
一番大事なのは子ども自身の心がけ!息子に言い聞かせている約束ごととは
どんなにいい防犯ブザーを持っていようと、子ども自身が危機管理できなければ意味がありません。しかも、子どもに対する犯罪の手口はどんどん巧妙になってきています。
実際にあった事例では
・子どもの目の前で財布を落とし、財布を拾って追いかけてきた子どもに「カードを盗んだだろう」などと言って自宅へ連れ込む
・「こっちに猫がいるよ」と言って誘い出す
・「服に虫がついてるよ」と言って触る
などなど。「怪しい人について行かない」だけではもうダメなのですね…。子どもの良心を逆手に取った犯罪では「困った人を助けてあげよう」といった躾が逆効果になってしまう場合もあり、子どもへの声掛けに悩みます。
夫と相談して、わが家では次の約束を伝えています。
・なるべくひとりにならない。
お友達か家族、先生と一緒にいよう
・家族、先生以外の年上の人に近づかない(相手が手を伸ばして触れられる距離に入らない)。ついて行かない。物をもらわない
・落とし物には触らず、大きな声で落とし主を探そう。いなければ交番のおまわりさんか、知ってる大人に伝えよう
・もし困ってそうな人がいたら、大人を呼んでこよう。話すときは少し離れて大きな声で
・たとえお友達でも、お洋服で隠れてる場所は触らない、見せない、触らせない
・「内緒だよ」「秘密ね」などと言われたことはなるべくパパとママに話してね。
・少しでも「やだな」「怖いな」と思ったら大声を出しながら走って家か学校、助けてくれるところへ!
こんな感じです。これでもまだまだまだ言いたいことはあるのですが、とりあえずこれらは口を酸っぱくして覚えてもらおうと思います!
<文・写真:フリーランス記者清宮(clabocco)さん>