人気保育士てぃ先生に登園しぶり対策や子育てアドバイスを聞きました!
でも、事務連絡・ビジネス会話のみでは仲良くなりようがありません。僕は“◯◯くんのパパ・ママ”ではなく、“◯◯さん”と名字で呼びかけています。また、子どものことだけでなく、パパ・ママ自身のことにも触れるようにしています。“花粉症は大丈夫ですか?”、“春らしい服ですね”など。その上で子どものことを話しています。同じように、先生たちも自分のことを聞かれると嬉しいのでは?先生たちにどんどん話しかけてみてください!」
3〜6歳の子どもとの遊び方や声かけ、年齢の違う複数の子どもを同時に満足させるコツはありますか?
「基本的に子ども扱いしないこと。パパ・ママ同士が話すように、その日にあった出来事や仕事の話をしてみては?
年齢の違う子どもがいる場合、僕は上の子を基準に遊びますね。上の子に合わせると下の子は楽しいんです。
チャレンジできるしスリルがある。逆に下の子に合わせると上の子はつまらない。上の子が愛されている実感をもてて余裕が生まれると、“◯◯ちゃんはまだ小さいから”、“◯◯くんをみてあげて”と、上の子が下の子に優しくしてくれるようになりますよ」
GW明けに「園に行きたくない!」と行きしぶり、泣く子も多いですが、対処法はありますか?
「園に行きしぶるのは朝ですよね。その時になって、“◯◯先生に会えるよ”、“今日は幼稚園で◯◯をするんだって。楽しみだね”など言っても遅いです。子どもたちにはうまく乗せようとしているのがバレバレです(笑)。もっと早い段階、前日の夕食の時やお風呂、寝る前などにポジティブなイメージをもてるような言葉がけをするのがオススメ。
また、泣きながら登園しても、パパやママが帰った5分後にはケロッと泣き止んでいる子がほとんどです。
子どもは順応性が高いので大丈夫!幼稚園の先生や保育士は特別な勉強をして専門の資格をもっている育児のプロです。安心して送り出してください。行きしぶることがずっと続くようなら“園で何かありましたか?”と相談してみてもよいと思います。“苦手な子がいる”、“プールがイヤ”など、その子が行きたがらない原因があるはずです」
多くの親が、わが子は大事だしかわいいけど、余裕がもてずにイライラ…。先生は毎日、子どもと接しているのに、どうしてかわいいと思えるの?
「保育士と保護者は立場が違います。パパとママは育児以外にも掃除や洗濯、ごはんの支度やお風呂の準備など、子どもを見ながらやることがたくさん、余裕がなくなるのは当然です。