子育て情報『どっちがいい?の質問で子どもが自分で決められるようになった!』

どっちがいい?の質問で子どもが自分で決められるようになった!

最初は「アイス!」とか、「チョコ!」など、すぐに返事が。
時々「プリン作って」と言われ、時間がない日はこちらが困ることがありました。そんな時は「買ってきたプリンでもいい?」と交渉することに。後日「時間があったらプリン作って!忙しかったら買ってきたプリンでもいいよ」と、自分の要求だけでなく、相手の状況まで考えて話をするようになってきて、成長を感じました。

食べ物だけではありません。休みの日の予定を立てる場合に、「プランA」「プランB」というように、ある程度私が考えた遊ぶ計画を知らせて、子どもに選ばせます。
話し合いながら、別のプランが立つこともあります。交通手段や、所要時間、持ち物等、必要な情報を一緒に調べたり準備をします。

親がすべてを決めてしまったら、子どもはついてくるだけになってしまうので、わが家ではなるべく子どもを巻き込み、一緒に考えるようにしています。積み重ねていくと、子どもも経験値が上がってきます。小学生になってからは、「前回〇〇して困ったから、次回は〇〇したらどうかな」という提案をしてくれるようになりました。

選べる〇〇がもたらしたこと

何かをする時には「誰と一緒に?」例)「ママ」or 「パパ」と映画を観に行く
寝る前の読み聞かせ「ジャンルは?」例)ゆかいな話 or 怖い話

これはほんの一例ですが、生活の中で、選べる物事は数えきれないほどあると思います。
一つひとつを私が決めてしまうと、下の妹とのケンカの種になることが多く、経験上、当事者同士で選択させた方が私のストレスが少ないのです。

親子で楽しみながら小さな選択を続け、5年が経ちました。
「どうして、言われなければできないの?」といつも怒ってばかりの私が、「どうしたら自分で考えられるか」を子どもの気持ちに寄り添って考えられるようになったことが、親としての大きな変化です。
息子は遊び感覚でリクエストや交渉を生活に取り入れ、妹とのケンカもうまく収めています。
何より時間やお金の使い方を自分で考える習慣が少しづつ身につき、頼もしく成長しています。
これからも息子には、誰かからの指示待ちではなく、自分が主体的に物事に関わっていく姿勢を、身につけていってほしいと思います。選ぶ権利は自分にあり、意見が尊重されているという実感が、子どもの自己肯定感をゆっくりと育んでいくと信じて。

<文・写真:ライターよしだひろこ>
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