娘がいじめに!?怒りに震える私に夫が言ったひと言は
先輩ママたちからは、
・決して男の子の親に直接話に行くべきではない(相手も突然のことで冷静さを失う可能性が高い)
・まずは教育のプロである先生にフォローをお願いする、それでも解決できない場合は学年主任、校長先生、教育委員会、外部機関など、順を追って対応していくとよい
と助言をもらいました。
特に、先輩ママのひとりには、「その男の子も、小学校に入学して環境が変わり、少し心に余裕がなくなっただけかもしれない。この行動がどんどんエスカレートするのか、落ち着きを取り戻すのか、経過を見守ってあげたら?」とのアドバイスが。
その言葉を聞き、自分の子どもを心配するあまり、視野が狭まっていたこと、まわりの子に気配りする(見守る)余裕がなくなっていたことに気づきました。
翌日、担任の先生からは、(列の先頭に立っていたため)その状況を見ていなかったことに対するお詫びと、
・男の子と娘、双方の言い分を聞き、今回の場合は男の子に非があった
・男の子から謝罪させ、娘もそれを受け入れた
と連絡があったこともあり、私の心も落ち着きを取り戻したのでした。
トラブルに冷静に対処できるよう、第三者の助言を求める意識を持とう
このできごとの後、先輩ママからの助言を自分なりにかみ砕いた結果、その男の子に学校や学童で会った時には、必ず笑顔で話しかけるようにしました。また、男の子の両親とも積極的にコミュニケーションを取るようにしました。
その後、娘はその男の子とも仲良く遊ぶ仲になったので、あの時見た娘の悲しい顔を再度見ることはなく、今はとても安心しています。
幼稚園や保育園とは異なり、小学校以降はどんどん子どもが親の手から離れていきます。友人同士のトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。
だれでも、最初のトラブルには気が動転してしまうもの。そんな時は、自分ひとりでどうにかしようとするのではなく、子どもに寄り添いながら、家族で対応を話し合う、学校に相談する、先輩パパママにアドバイスをもらうなど、第三者の視点を踏まえて、最適な解決策を導くのが大切だと実感するできごとでした。
<文・写真:ライターnanahi>
不登校の理由は嘘…!? 大人がすべき子どもたちの解放【知っておきたい「不登校」のこと Vol.2】