わが家は甘い卵焼きが苦手なので、卵3個に対して、砂糖ひとつまみを隠し味程度に入れますが、塩をきっちりときかせるので、甘いと感じることはありません。
甘い卵焼きが好きな人は砂糖を多めに入れると、冷めてもぷるんとしたスイーツのような仕上がりになりますよ。
ご飯の「硬い!」を解消
子どもが大好きなおにぎりも冷たくなると、なかなか食べてくれません。
でも、ほんの少しの手間で冷めてもおいしく食べてくれることも。こちらも押さえるポイントは3つです。
1. 米を洗ったあと、浸水時間を長めにする
2. 米を炊く際にはちみつを入れる
3. 冷めてもおいしい品種を探す
米の浸水時間は夏場は1時間、冬場は2時間が目安です。米の中心部まで吸水させることにより、冷めてもおいしいふっくらとしたご飯が炊き上がります。
米2合に対して、はちみつ小さじ1程度を入れて炊くと、米本来の甘みがぐっと引き出され、おにぎりにもおすすめ。
1歳未満の子どもがいる家庭では、はちみつの代わりにオリーブオイルやグレープシードオイルを使っても。冷めてももっちりとした食感が続きます。
お米には炊き上がりがやわらかめのものやもっちりしたものなど、それぞれに特色があります。冷めてもおいしく感じる品種を探してみるのもいいですね。わが家のお気に入りは「ななつぼし」や「ミルキークイーン」です。
息子に「冷たいからおいしくない」と言われたお弁当ですが、調理時に少しずつ工夫をすることで、また残さず食べてくれるようになりました。
子どもの「おいしかった!」のひと言が聞けて、お弁当作りもラクになるちょっとしたコツ、お試しください。
<文・写真:ライター稲井華子>