年長でたし算ひき算をマスター!キッカケはふとしたことから
入学までに、子どもにどこまで知識をつけさせておいたらよいか、悩むママは多いですよね。算数の基本、「たし算・ひき算」はそのひとつではないでしょうか。
学校により指導方針は違い、「就学前までにたし算ひき算ができた方がよい」とは一概には言えません。どちらかといえばできなくても、まったく問題ありません。
とはいえ、子どもが「自分から」数字や算数に興味をもったら、その時は教えるチャンス。未就学児でも、ステップを踏んで理解を深めていけば、簡単なたし算・ひき算はマスターできます。
わが家の年長の長女が実際に算数に興味をもち、たし算ひき算ができるようになるまでにしたことを紹介します。
きっかけは、生活のいろいろなところに!
長女は年中になった頃、わが家で使っていた食事のトレーに手書き風にデザインされていた「1+2=3」「10-5=5」などの式に興味をもち、尋ねてきました。
入園前に数字が読めるようになり、年少で数が数えられるようになっていたところへ、見慣れた「数字」と、当時知らなかった「+」「-」「=」の組み合わせが暗号のようで、不思議に思ったようでした。
・買い物中、値段やレジに興味をもつ
・おやつやおもちゃの数が気になる
・お友達が転園し、クラスの人数が変わる
・点数が入るタイプのスポーツをしている
・増える、減るの感覚がついてくる
など、きっかけはさまざま。子どもが数字自体や数の変化に興味をもち、尋ねてきたり、考えている様子があったら教えるチャンスかもしれません。興味をもった子どもの伸びしろはすごいので、ぐんぐん成長する可能性を秘めています。
まずは「増える」「減る」を視覚的にとらえる
たし算・ひき算の導入として、「増える」「減る」を視覚的にとらえることから始めました。
わが家は家にあったビー玉を使いましたが、おはじきやブロック、お菓子でも◎。できれば均一なサイズで、子どもの手に掴めるものが扱いやすいと思います。
長女が興味をもった「1+2=3」や「10-5=5」を、ビー玉を使って、一緒に声に出して数えながら右へ左へと移動させていきました。
足したり引いたりを続けるうちに、「+」「-」の意味が理解できていきます。慣れたら、私が問題を出し、長女にやってもらうことを繰り返しやりました。この時注意して見てあげてほしいのが、"1〜10まで口に出して言うことができていても、それが「ひとつひとつ」