年少から年長の友達トラブルから息子が学んだこと、親同士の対応は
先生はBくんに「きちんと、ごめんなさいをしなさい」と叱っています。
Bくんがふて腐れながら「ごめんね」と小さく言うと、やっと息子が出てきました。
先生が「お母さん、お待たせしてすみませんでした。Bくんが連日ごめんねが言えなかったので今日は絶対に謝れるようにしたくて、時間をもらいました」と話されました。
私は、息子もなにかBくんにイヤなことをしたのだと思い聞いてみたのですが、そうではないよう。
Bくんはイライラして暴れてしまうことがあり、活動の時にふらふらと立ち歩いてしまうことも。
そんな時、息子が活動に参加するようサポートしていたら、叩かれたり暴言を吐かれたりするようになったそう。さらに息子は絶対やり返さないため、Bくんがイライラした時にターゲットにされがちだということでした。
私は、息子からそんな話は聞いていなかったので驚きました。
帰り道、ゆっくり話を聞いてみると、息子は「別に痛くないし、気にしてないから言わなかった」と。
「どうしてやり返さないの?」と聞くと「年長の方が力が強いのに、年中を叩いたらダメだから」となんとも頼もしい言葉が!
その後もBくんからの攻撃は続き、たびたび、居残りして謝られることがありました。Bくんにひっかかれ、少し腕が赤くなって帰ってくることも。
相手の思いに寄り添い、許す力が育っていた
ケガをした日はBくんのママから電話がありました。
「本当にいつもごめんなさい。きつく叱ってるんですが、たびたび痛い思いをさせてしまって…。卒園前の楽しい時期に…。
もうなんて謝ったらいいのか」と泣きそうな声で。
Bくんのママもどうしたらいいのかわからないという様子が伝わってきて胸が痛くなりました。
私は「うちは大丈夫ですよ!そんな時期もありますよ、うちの子もBくんのことは気にかけてるので、卒園までに仲良くできるといいですね」と明るく答えました。
その後もBくんから、「死ね!」「やくたたず!」などの暴言を度々吐かれる息子。私は、毎日息子に「大丈夫?」と聞いて、「あなたは何も悪くないからね」と話すようにしました。先生方も必死にBくんと向き合い、私と息子もBくんが落ち着くよう協力する形になっていきました。
それでもなかなか落ち着かず、Bくんのママは毎日幼稚園に付き添いで通うようになりました。ママが付き添うようになって息子が攻撃されることはなくなり、息子の卒園前にはママなしでも穏やかに過ごせるようになったそうです。