小1がつまずきがちな文章題、解決策は読み聞かせと音読!今やるべきことは
○○」という文章を「ぼくは(bokuha) ◯◯」と読んでいるとします。これは「てにをは」がきちんと理解できていないことが分かりますよね。
語彙力不足、文章の成り立ちを理解できていない、文章を具体的にイメージできていない、などどこで引っかかっているのかが見えてきます。
つまり、お子さんの「脳の可視化」ができるのです。
わが子が何でつまずいているのかがわからない時はまず問題を音読させてみましょう。
大切なのは、音読している間はきちんと聞いてあげること。ただ読ませるだけではいけません。
2.集中力を起動させる
文章を声に出して読むと、読むことに集中せざるを得なくなります。
声に出すというのは、つまり身体を使うということ。目で追うだけでなく、口を使って読み、耳からも情報が入ります。身体を使うことで自然と脳が集中してくれます。
そうすることで我に返り、自然と問題の意図やどこで間違っていたか気づけることがあります。
3.文章の映像化・身体化ができる
先述した通り、音読は身体を使って文章を読む行為。
視覚・聴覚の2つで文章を捉えることで、文字の羅列を絵にして再現しやすくなります。
身体を使って理解することで、どのようなストーリーなのかが手に取るようにわかるようになるのです。
音読できるようになるために必要なのが「読み聞かせ」
ただし、音読はだれでもすぐにできるようになるわけではないのだそう。
何も読んでもらったことがない子どもに、いきなり音読をしろと言っても効果的ではないので、ステップ順に取り組むことで、「音読」が力を発揮できるとのこと。
STEP0:絵本の読み聞かせ
STEP1:音読をしてあげる
STEP2:音読をさせる
つまり、まず最初にするべきことは、「読み聞かせ」なのだそうです。
「絵本の読み聞かせ」の大切さ
絵本の読み聞かせは、絵に対してのシチュエーション説明なので、子どもは絵を見ながら聞こえてくる文章でストーリーを理解します。これがまさに文章の映像化の第一歩なのだそう。赤ちゃん期は三原色を使った絵と音だけの絵本ですが、次にストーリーのある絵本を読むようになります。
その文章も対象年齢を追うごとに複雑になっていき、次第に絵が少なくなり児童文学へと進んでいきます。その過程をたどることで、文章だけで具体的な映像を想像できるようになるとのこと。