「おなか痛い」は傷つきのサイン!?悩みがちな子に今すぐやってほしいこと
「〇〇の片づけをしてね」と、すべきことを具体的に伝えるようにするのがいいと思います。
I(私)メッセージの言葉かけ
幼稚園教諭時代に学び、今でも心がけている「I(私)メッセージ」の声かけ方法を紹介します。
《例》子どもがいつまでもゲームをやめない時
・「いつまでやってるの!いい加減にしなさい!」
この言葉かけはYOUメッセージといいます。これだと命令のようにもとれますし、子どもは一方的に自分のしたいことを否定されたように感じてしまいます。
・「ゲームをこれ以上続けてあなたの目が悪くなったら、ママは悲しいよ」
これがIメッセージです。子どもの行動に対してママがどう感じたかを話すのです。この注意の中にはママの子どもへの前向きな想いが込められています。そのため子どもは自分自身が否定されたと感じることなく、素直に受け入れることができるのです。
感情的に叱った時は、理由を伝えて仲直りを
とはいえ、何度も同じことで叱ったり、ママの体調が悪かったり、毎日の育児で感情的にならないのは難しいですよね。
私自身も、感情的にならずに子育てするのは正直言って不可能!先生としては冷静になれても、24時間365日続く育児となると、イライラする日だってあります。
だから、感情的に叱ってしまったときは、お互いに落ち着いた時に子どもに事情を話して謝るようにしています。
「さっきは言い過ぎてごめんね。でも、何度も同じことをされたら、ママだって怒りたくなるよ」
「強くいってごめんね。でも頭が痛い時にうるさくされたらイヤなんだよ」
子どもに直してほしいことは伝えつつ、ママがここまで怒っている原因は、子どもだけのせいではなく、ママの中にあることも伝えるようにしています。
そして、仲直りのハグも忘れずに!スキンシップは無条件に愛情を伝えることができますよね。
家に帰れば絶対的な味方がいるという安心感を
また、子どもが家で気軽にグチを言えることも、めげない秘訣なのではと思います。
子どもが「友達にイヤなことをされた」と話したとき、親が大げさにとらえて騒ぐと、子ども自身は不安になってしまいます。そのあと何かあっても「また親を心配させるからだまっていよう」と考えてしまうことも。
そこで、私は子どもが話をしてきたら動揺しすぎず、「それはイヤだったね」と共感することを大切にしています。大人でも、話すことでスッキリしてまた頑張れるということはありますよね。