はじめてのマイホーム!建築士が感じる満足&失敗ポイント
そして雨に濡れたアウターや服。玄関の掃除道具など、あげればきりがありません。
扉やシェードで目隠しをすると玄関からは見えなくなるので、とてもスッキリとした印象になります。
スペースがなくて断念したけれど…
その便利さを知っていたのに、なぜ作らなかったのか…、それはスペースがなかったのです。
以前から、家を建てるなら便利な玄関収納は絶対にほしい!と思っていました。ですが、玄関が洗面・脱衣所の隣にあり、洗面・脱衣所を広くとりたいという思いも強かったので、玄関収納は断念。
そのかわりに、玄関から室内に上がって一番近いところに収納を設けたのですが、思えば玄関から近いとはいえ室内に変わりはありません。やはり土足のまま玄関に収納できるスペースを、洗面・脱衣所のスペースを少し狭めてでも作ればよかったなと思っています。
つければよかった!【ダウンライト照明の調光機能】
2つ目に失敗したなと思ったことは、リビングの照明にダウンライトに「調光機能」をつけなかったことです。
調光機能とは、照明の明るさや暗さを調節できる機能のこと。
家を建てる時、調光機能がついているダウンライトも検討したのですが、コスト面の関係で、調光機能をなしにしてしまいました。
ところが住み始めて、子どもがお昼寝をしたり、夜に作業をしたりする時など、明るさを変えられたら…と思うことが増えてきたのです。
調光機能がついていると節電にもなることを考えると、初期投資として、多少コストがかかってもやっぱりつけておけばよかったと感じています。
快適な家づくりのための重要なポイント!【生活動線】
最後に私が思う家づくりで一番重要なポイントは、「生活動線」を意識することです。
生活動線の中でも、もっとも動きが多いであろう「家事動線」。例えば食料を買ってきたものの冷蔵庫やパントリー(食糧庫)までの動線が長いと、食料などの荷物を運ぶのが大変です。そこで、パントリーをキッチンの手前に作るか、奥に作るのかも考える必要があります。
奥に作ると必ずキッチンを通らないといけないので本当に食料やキッチンまわりのものだけの収納になるでしょうし、人の行き来が多くなりそうな手前だと、食料の他にも何か他にも収納するものが増えるかもしれません。自分の生活スタイルに合っている位置を考える必要があります。
生活導線を書き出してみましょう
動線はある程度シュミレーションできるかもしれませんが、私は簡単でもいいので、実際に書き出すことをおすすめします。