保育士の本音は?保護者に伝えたい「正直に隠さず話してほしい」
とのこと。
そして、「園でのふるまいと家庭での行動が違う子も多いので、どう保育していくのがその子にとっていいのかは、家での様子がわからないと見えてこないのです」とのこと。
なかなか打ち解けてくれない保護者もいますが、長年保育にあたる中で、保育士という仕事のコミュニケーション能力の重要性をますます感じられているそうです。
先生が忙しそうだし…となかなか声をかけづらいことも多いですが、保護者としても、積極的に先生とコミュニケーションを取るように心がけるとよさそうですね。
先生からのお願い
最後に保護者にお願いしたいことを聞いてみました。
■とにかく連絡がつくようにしてほしい
子どもが元気に過ごしてくれていたら何も問題ないことですが、ケガをした、熱を出した時に、保護者の方に連絡がつかないことが一番困ります。仕事を変わった時には必ず届け出をしてほしいし、今日は仕事じゃないという日も教えてもらえるとありがたいです。
■夫婦間での伝達・合意を!
最近はパパ送り、ママ迎えというようなことも多く、昨日伝えたことが伝わってなくて朝にまた伝えないといけないということもよくあります。
できれば夫婦間で園からの伝達事項は共有してもらい、子育てや保育園への要望も、夫婦間で話し合った上で伝えてほしいです。
夫婦間で考え方が違うと、どう保育したらいいのか迷うことにもなります。
今さらながらに知った先生方の心配り
先生と在園時には話せなかったぶっちゃけ話をしてみて、改めて、保育士さんたちがどんなに気をつけて、子どもたちのことを考えて保育してくださっていたのかを感じました。
私は子ども3人が保育園時代は、連れていくだけで大変で自分自身の気持ちに余裕もなかったし、先生たちも忙しいだろうと気を遣ってどうしてもということ以外は先生たちと会話をしてこなかった気がします。
保育園時代にこんな話を聞けたら、もっと保育士さんとたくさん話をして先生たちのことも知ることができ、私自身の子育ての悩みを相談できていたでしょう。そうすれば、あのアップアップしていた保育園時代、少しは余裕を持って子育てできたかもしれないなと今さらながらに感じました。先生の「保育士は大変なことが9割、でも子どもたちのかわいさを感じる1割で仕事を続けていける」という言葉が胸にグッときました。
そんな大変なお仕事をしてくれている保育士さんに頭が下がりますし、子どもたちへの向き合う姿に改めて感謝するひとときとなりました。