中学生のスマホデビュー・リアルタイムレポート 第61回 Twitter、どう付きあおう?
トップライター:坂上さえ
えっ、いいの?
前回(第60回)、娘のTwitterデビューにあたって細かい注文をつけたわたし。始めが肝心とばかりに、いろいろな項目を挙げました。
<娘の自己申告>
- かぎアカにする
- リアルに知っている人とだけつながる
- かぎアカでも、スクリーンショットが出回ったりするから、個人情報や不用意なことはつぶやかない
<わたしの要望>
- アカウント名・ユーザID・プロフィールは、氏名や学校名、LINEアカウントなどが類推できないようなものにする
- タレントやテレビ番組などのアカウントはフォローせず、ハッシュタグからの検索だけにする
- 急上昇ワードはあまり見ないようにする
- 番組を見たあとに感想を検索しない
- リツイート禁止
- エアリプ禁止
- 親に見られたら気まずいと感じるようなつぶやきはしない
さて、娘の反応はどうだったのでしょう?
実は意外なことに、多くの項目で「それはそうだよね~」という同意だったのです。
わたしと娘の意見が合った!
娘が言うには、
「ちょっと厳しいけど、Twitterはわたしにとって背伸びしたSNSだから、はじめはこんなもんだと思う」
だそう。
アカウント名については、他校の友だちで、学校名やクラス名をわかりやすい略称にしていろいろつぶやいていて、先生に注意された子もいるそう。
「学校名を隠したつもりでも見え見えなんだもん」と冷静です。
番組後の検索についても、わたしと同意見でした。以前、すごく感動したコンサートのあとブラウザでTwitterをチラ見したら、感動に水を差すようなつぶやきがたくさんあり、がっかりした経験があるのだそう。
リツイート禁止については、
「リツイはよくやり方がわからないし、かぎアカでリツイしてもしょうがない。」
とのこと。確かに……
エアリプ禁止については、
「エアリプはLINEのステメ(ステータスメッセージ:自己紹介文)で十分。」
だそうで、思わず笑ってしまいました。
妥協点を探した
娘から提案があったのは2つの項目です。
1つ目は、タレントやテレビ番組などのアカウントはフォローしないという項目。
「本当に興味があるアーティストの公式アカだけだったらフォローしていいでしょ?」
むやみにフォローして、情報過多になってしまうことを懸念してのことでしたが、確かに公式アカウントだけであれば、タイムラインが情報であふれかえることはなさそうです。