すくすく伸びる子どもたちに、本当に大切なこと 子どもの「学び」には、没頭力と失敗を恐れない気持ちがあればいい
■驚きと感動の種をまき、子どもの知的好奇心に火をつける 探究学舎第2回
探究学舎塾長・宝槻泰伸さんインタビューより
「相互に影響を受けて仲間とディスカッションすることによって、自分の殻を破ることができ、良い学びを得る」ことができると言うのは株式会社ドコモgacco代表取締役社長 伊能美和子さん。
■「オープンなオンライン教育で新しい学びを創造する」株式会社ドコモgacco代表取締役社長 伊能美和子氏インタビュー第3回
学びが遊びの発展形ともいえること、学びには人を夢中にさせる何かがあるということはよくわかりました。それでも日々の学習のすべてにドキドキわくわくするのは難しい。いやいや勉強する(あるいはしない)子どもに保護者はどう接したらよいのだろうと考えるとき、松井美香先生のこの見方は、1つのヒントになるのではないでしょうか。
「アドラー流で考えるのであれば、『勉強は本人の課題であって、親の課題ではない』のです。親が肩代わりするものではないと考えます。勉強するかしないかを最終的に決めるのは、あくまでも子ども本人。そしてその結果の責任を負うのも本人。
勉強しないで将来困るのは本人であって、保護者ではありません。」
■自ら勉強する子になってほしいのなら・・・前編
■自ら勉強する子になってほしいのなら・・・後編
「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)
2.失敗なくして成長せず。失敗は学びの醍醐味
先ほど登場した温井伸明さんが「失敗することを嫌がって成功できそうなことしかしないのはもったいない」と言うのはなぜでしょうか。それは、「成功」だけでは「気づき」に結び付きにくいからといえます。「気づき」に結び付かなければ、「成長」もしません。大事なのは「成功」ではなく「成長」。成長し続ければそのうち成功します。だから「失敗を悪いもの、嫌なものと思わないで下さい」と宮本哲也先生は言います。
■挑戦するということ
「賢い子どもの育て方」(宮本哲也先生)
そもそも「失敗」か「成功」かにこだわるのは、結果に注目しているから。
挑戦したからこそ失敗したのだと考えれば、子どもの「失敗」に対する見方も変わるはず。「挑戦した、そのこと自体に価値があるのです」と語るのは松井美香先生です。
■失敗を恐れずチャレンジする心を大切
「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」