すくすく伸びる子どもたちに、本当に大切なこと 子どもの「学び」には、没頭力と失敗を恐れない気持ちがあればいい
(松井美香先生)
失敗を恐れずチャレンジする力を『失敗力』と定義するのが中曽根陽子さん。将来のAI時代を生き抜くためには絶対に必要な力だと言います。
■失敗できない人は、成功できません
「AI時代を生き抜くために 『失敗力』を育てる6つの栄養素」(中曽根陽子さん)
3.「体験」と「待ちの姿勢」で子どものやる気スイッチを探そう
「うちの子はなんにも興味を持たない」「いつになったらやる気になるの?」そんな悩みをもつ保護者も多いことと思います。子どもの「好き」がわからない、そんなとき保護者ができることの1つは体験させること。もう1つは待ちの姿勢に徹すること。まずは「本物の体験」の大切さを説く言葉から紹介します。
写真提供:国立天文台2016年撮影
「子どもにとって『興味のある・なし』というのは、『知っているか・いないか』とほぼ同じ意味なので、まずは実際に自分で体験して知ることが、興味をもつことへの第1歩になります。」
「子どものころになにを経験するかというのはとても大事だと思います。できる限り本物や、自然現象に接する機会をつくり、どれだけ子どもの興味や可能性を引き出せるかが、保護者や大人たちの務めだと思います。」と語るのは国立天文台の縣秀彦准教授。
■星空は科学への入り口国立天文台が伝える星の魅力第3回
国立天文台縣秀彦准教授インタビューより
「お子さんを連れてきたときに、保護者の方もいっしょに体験してほしいと思います。子どもだけに『やってごらん』とやらせるのではなく、保護者もいっしょにやってみる。そのときに「おもしろいね」と声をかけるだけでなく『なんでだろう』と子どもに伝えてほしいと思います。」
■体験が科学する心をはぐくむ板橋区立教育科学館にきく科学館の楽しみかた第4回
板橋区立教育科学館持永雅之館長インタビューより
「グリコードに夢中になっている姿を目の当たりにして思ったんです。好きなことをやっているときの子どもって、本当に夢中にやるんだなって。そういう瞬間が、もしかすると学びにつながるのではないかと思います。
……『ご飯だよー』と言っても無視してなにかやっているようなときがヒントになるんじゃないでしょうか。」
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江崎グリコ株式会社・玉井博久さんインタビューより
「子どもを信じて待つことが大事」