一斉休校により連絡網の需要が2倍に!日本最大級の連絡網サービス「らくらく連絡網」から読み解く学校の反応
編集部:学研キッズネット編集部
株式会社イオレは、当社が運営する連絡網サービス「らくらく連絡網」の利用状況を分析し、「新型コロナウイルスに関する政府からの発表と学校の反応」について調査したことを発表しました。
「らくらく連絡網」は幼稚園・保育園・学校からの利用が多く、任意の団体を中心に38.9万団体・691万人※1から利用されています。メールやアプリを活用した連絡事項の一斉送信や出欠の確認、スケジュールの共有・管理や添付ファイルの送信など、団体活動を支えるうえで多くの機能を備えた無料のサービスです。(一部有料サービスあり)
「らくらく連絡網」を利用する38.9万団体の内訳(※1.2019年12月31日時点)
連絡網利用の推移
■2月末、臨時休校の要請
2020年2/27(木)に政府が臨時休校を要請したことで、3/2(月)より多くの学校は臨時休校となりました。臨時休校の要請から臨時休校後はじめての日曜日となった3/8にかけての連絡網の利用人数は、昨年同時期と比較し最大228%増・平均142%増となりました。臨時休校により学校-保護者間の連絡手段としての需要が高まり、新たに連絡網を利用する教育機関が増加したと思われます。
2/27(木)臨時休校の要請後における連絡網の利用者数(学校・教育)
※2019年は2月29日が存在しないため数値カウントなし
■3月3連休~3月末、休校要請の一部解除と新学期の学校再開の見直し
3連休の初日となった3/20(金)、首相は新学期から休校要請を一部解除するとの方針を発表しました。その後、3/28(土)に行われた首相会見では新学期の学校再開を見直す可能性が示唆されました。この前後における連絡網の利用人数は、昨年同時期と比較し最大182%増・平均138%増となりました。休校をめぐる一連の発表の最中で学校-保護者間の連絡手段としての需要が高まり、新たに連絡網を利用する教育機関が増加したと思われます。
一休校をめぐる一連の発表とその後(3月3連休~3月末)における連絡網の利用者数(学校・教育)
■4/7(火)「緊急事態宣言」発令
4/6(月)、政府は「緊急事態宣言」の準備に入り、翌4/7(火)に発令しました。この間の利用者は昨年を上回りました。例年3月末から4月上旬の入学・進級シーズンは連絡網の利用者数は増加するものの、今年は入学式や新学期の遅れから昨年同時期を下回る増加数となりました。