子育て情報『自閉症の診断・検査の内容は?』

2016年7月18日 21:00

自閉症の診断・検査の内容は?

具体的な特徴としては、
・言葉を話すのが他の子と比べて遅い
・人の話したことをオウム返しする
・抽象的な言葉・比喩や皮肉の意味を理解できない
・呼んでも反応しない
・自分の話したいことだけ一方的に話す
などが挙げられます。

自閉症の方は言葉を話し始めるのが遅く、言葉の意味を理解するのが困難です。言葉を話し始めても、意味のある言葉で会話をするのではなく、誰かの言葉をオウム返ししてしまう場合も少なくありません。

相手に自分の気持ちがうまく伝わらず、暴れてしまうこともありますが、正しい対処法をしていれば成長と共に落ち着いてきます。

自閉症の方はある一定の行動をとる傾向があります。

具体的な特徴としては、
・落ち着きがなく、手を動かしたり、部屋の中を行ったり来たりする
・毎日決まった行動をし、予定外の行動は取れない
・1つのものに執着する
・自分の興味があるものに対して、とても執着する
・予定外のできごと・初めての人/場所/活動などに抵抗を示す
などが挙げられます。

自閉症の人は、自分の興味のあることに対してとことん熱中する傾向があります。なので、自分の興味のある物事をとことん調べ、誰も教えていないのに専門家顔負けの知識を持っている方も珍しくありません。



自閉症はいつ分かる?診断の年齢は?

自閉症の診断・検査の内容は?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030029662

言語・認知・学習といった発達領域が未発達の乳児では、自閉症の特徴となる症状が分かりにくい場合があります。ですから、生後すぐに自閉症の診断がでることはありません。個人差がありますが、早ければ1歳ごろから症状が現れはじめ、3歳までに何らかの症状が出てくると言われています。一般的には3~5歳ごろに気づくことが多いようです。定期検診の時に医師から専門機関の受診をすすめられる家族も少なくありません。家族が夜泣きや睡眠障害などの症状に気づき、子どもの育てにくさを感じていることが多いです。

自閉症はなんらかの症状や困りごとに直面してはじめて障害がある可能性に気づきます。そのため、軽度の自閉症や家族や本人が気付かない場合、大人になるまでわからないこともあります。
また、見過ごされたまま困難を抱え苦しんでいる人もいるのです。

自閉症と診断されると、対処方法もはっきりしてきます。

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