子育て情報『意外?給食当番は学校生活の「壁」だった…息子のために私ができること』

2016年8月8日 11:00

意外?給食当番は学校生活の「壁」だった…息子のために私ができること

わけではなく「難易度が高すぎるためにできない」だけなのですが、他の子どもたちには「○○君はどうしてやらないの?」「私ばっかり、重たいものを持たなきゃいけないの、もうやだ!」と不満に思われていました。

こう言った言葉を聞くのは私もとても耳が痛かったです。

でもこれは家庭では練習できない、社会に必要なスキルを磨くことができるチャンスなのだと思いました。

「ありのまま」の息子の特性を尊重することは確かに大切ですが、それだけでは、いつか親の手を離れて生きていかざるを得なくなった時に、周囲も自分も大変な思いをしてしまいます。

「息子が社会の中で何らかの役割を担えるカラダとアタマをつくる」というのが、私の強い願いです。

そのため私は、「簡単じゃないのはわかるけど、見守ってるから、こぼしちゃってもいいからトライしよう」と息子に伝え、「やってみよう」とする姿勢の大切さを話しました。

そして息子が少しでも給食当番の役割を担えるよう、家で配膳の手伝いをしてもらったり、学校では1人だけでできる仕事やプレッシャーのかかりすぎない仕事を息子に任せてもらえるよう、先生にお願いしたりしました。

こうして少しずつですが、息子は給食当番で自分がするべき仕事を学んでいきました。



まだまだ壁はあるけれど…学校だからこそ練習できることがたくさんある

意外?給食当番は学校生活の「壁」だった…息子のために私ができることの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250000941

しばらくすると、息子が鍋を運ぶ姿が見られるようになりました。

息子の調子にはまだまだムラがあり、教室に入れない日や給食を食べられない日もあります。ですが、当番の仕事ができた日はそれだけでも「ああ、また1つ学んだな」と感じます。

ある日、給食当番の息子にクラスメートの子どもが「ありがとう」と言ってくれました。
ところが息子は、「係の仕事をやってるだけやのに、お礼言われたくない!」と騒ぎだしてしまいます。

息子いわく、「ありがとう、っていう言葉が重いっていうか、爆弾なみに破壊力あるねん」とのことです(笑)
まだまだ予想外の言葉に対する受け止め方やリアクションが難しいようです。

クラスの子どもたちに、息子に「ありがとう」と言わないように頼もうと思ったこともありましたが、思いとどまりました。

社会に出れば、お礼を言われることもあれば、批判されることもあります。

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