アスペルガーの娘は「ほめると怒る」一体どうすればいいの?
娘もそうなのでは…と思い、長年苦しんだからこそ娘にはなんとかこの思考をコントロールしてもらいたい。この苦しみから逃れさせてあげたい。そう願って、対応を模索してきました。
【1】言葉でほめるのをやめて、代わりに「はなまるノート」を作った
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11071001425
まず、娘の自己肯定感を高めるために「はなまるノート」を作りました。
「このノートには、ママが本当にいいと思ったことしか書かない」と宣言し、毎日の生活の中で些細な“はなまる”な出来事を具体的に記入しました。
自分で探し物を見つけられたこと、
泣きながらも諦めずに最後まで取り組めたこと、
怒ってしまったけど小さな噴火で済ませられたこと…
娘はこの「はなまるノート」に書かれていることは、とても素直に受け止め、何度も読み返しては顔をほころばせています。
というのも、娘の場合は「耳から入る言葉(音声言語)」には、思考のフィルター「なぜその人は、そのような発言をしたのか」を通して背景を深読みし、「これを単純な褒め言葉と受け取ってはいけない」と考えてしまうのです。
一方で、「目から入る言葉(文字情報)」は、思考のフィルターを通さずに済むようで、素直にほめ言葉も受け取れるようです。
とにかく、文字に書いてほめれば素直に受け止められるという法則を見つけてからは、娘をほめやすくなりました。
自己肯定感も少しずつ上昇に向かっているように思います。親としても、はなまるノートを書こうと子どもの良い所に注目できるようになったので、これもいい収穫でした。
http://green.watson.jp/blog/2015/11/21/character-is-to-surpass-the-thinking/
言語優位|文字は思考を凌駕する「言葉は人を作る」プロジェクトで見えた娘の特性
【2】ほめられたらまず最初に何を言うのか、明確に決めた
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250000502
ほめられたらどうするのか、を娘と話し合って決めました。
「ほめられたら、ありがとうと言う」というシンプルなルールです。
今まで、ほめられたらまず最初に口をついて出てくるのは自分を否定する言葉でしたが、まず「ありがとう」