子育て情報『心と体の発達を診る1歳半健診、診査内容や目的、持ち物の工夫など』

心と体の発達を診る1歳半健診、診査内容や目的、持ち物の工夫など

結果を受けて、保護者が気になっていることを相談できます。自治体によっては、問診のときに行われた相談を結果返却のときに行うことがあります。子どものしつけや育児、保護者自身のことなど、なんでも相談できます。

また、栄養指導や歯科指導が行われる場合もあります。食事だけでなく断乳、卒乳に関しても相談指導をもらえるでしょう。

診査項目によっては、診査する側の目安として、異常なし、要観察、要紹介と判断が分かれています。

・異常なし: 疾患の疑いがない
・要観察: 診察や問診等で疾病の疑いがあり、保健機関で経過観察の必要があるもの
・要紹介: 診察や問診等で所見があり、医療機関等に紹介して診断や治療等を求める 必要があるもの

要観察や要紹介となった場合は、医療機関の紹介や、臨床心理士を紹介してくれることもあります。また、アドバイスや指導がある場合や、3歳健診の時まで様子を見ましょうとなる場合もあります。
ですが、これはあくまでも目安であり、子ども一人ひとりの状態や緊急性に合わせて医師や保健師がその後の対応を判断します。


1歳半健診を受けた後

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272000702
1歳半健診を経て、目に見える数字や専門家の視点から、子どもの成長や状態を確認できたことは、保護者にとって安心につながるのではないでしょうか。また、子どもの気になっていた様子や、普段の生活での悩みを保健師さんに相談しアドバイスや答えをもらうことで、今後の子育てに対する見通しを持つことにもつながるでしょう

1歳半健診を終えると、今後は2歳健診と3歳健診があります。3歳健診は母子保健法で指定された健診なので原則無料ですが、2歳健診は市区町村によって無料であったり、助成金が出たりと様々です。基本的な健診内容は大きく違いませんが、子どもの様子を確認するよい機会ですのでぜひ受診してみてください。

再診査とは、当日うまく測定できなかった項目を再度個別で診査することです。子どもの体調や、その日の気分などで泣いてしまって測定が難しかった場合や、判断するにはもう少し様子を診る必要がある場合などに再診査となるようです。

再診査と聞くと、保護者の方は不安になったりするかもしれませんが、重篤な疾患などの見落としをなくすための工夫として、それほど重篤な疾患や症状がない場合でも、なるべく再診査を行う、という方針が取られています。

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