大人のアスペルガー、仕事で困っている10のポイントと周りの対処法
アスペルガー症候群って?
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アスペルガー症候群(AS)とは、
・コミュニケーションの問題
・対人関係の問題
・限定された物事へのこだわり・興味
の3つの症状がみられる脳の機能障害であり、発達障害の1つです。
知的障害や言葉の発達の遅れがないため、障害と認知されづらく、本人が生きづらい思いをしたり周りが理解に苦しんだりすることが少なくありません。
アスペルガー症候群は約4000人に1人の割合で発症するとも言われていますが、本人や家族に自覚がない場合も含めると、その数はもっと多いと考えられます。
では、アスペルガー症候群のある大人は仕事をしてどんなことに困っているのでしょうか?
アスペルガー症候群の人が仕事で困りやすい10のポイント
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普通の人が理解できる会話であっても、アスペルガー症候群の人は言葉の意味が読み取れず、理解できないことがあります。「これ」「それ」「あそこ」といった代名詞や比喩、あいまいな表現が苦手です。
また、指示が分からず質問しようとしても「何が分かっていないのか」「何をどのように質問したらいいのか」が分からず、固まってしまうこともあります。
きちんと指示されれば自分で仕事をこなすことができますが、いわゆる「気を利かせる」という暗黙の了解のようなものを理解するのが苦手です。他の人が忙しそうにしていても手伝おうとしなかったり、共同作業に参加しなかったりします。
アスペルガー症候群の人は人の気持ちに共感したり、想像したりすることが苦手な傾向があります。相手の容貌の変化などについて「太ったね」と率直に口にしたり、上司のミスを見逃せず面と向かって注意してしまいます。
そのため、職場でのコミュニケーションがうまくいかずに、自分でもよく分からないまま周囲から孤立してしまうことがあります。
アスペルガー症候群の人は、相手との心理的な距離感を適切に取ることが苦手で、自分で気付かないうちに相手を不快な思いにさせてしまうことがあります。
相手の立場に応じて自分の態度や言葉遣いを変えにくく、上司に向かってなれなれしい態度をとったり、逆に家族や親しい人に対して丁寧すぎる言葉づかいをすることがあるようです。