秋に始まる就学時健康診断って?小学校就学にむけての検査内容・就学準備・就学先まとめ
眼の検査
眼科医が眼の疾病を調べます。
視力検査
視力検査に使う「C」型のランドルト環を使って視力を測ります。右左を口頭で伝えられない児童は黒い円の切れ目を指で指します。メガネやコンタクトの場合は、視力検査を省略する場合があります。
聴力検査
オージメーターという機械を使います。音が流れるヘッドフォンを耳にして音が流れたら流れた方のスイッチを押します。
耳鼻咽頭の検査
医師が、耳鼻咽頭の疾病の有無を確認します。鼻や耳、口に器具が入るので苦手なお子さんにはあらかじめ説明しておくとよいでしょう。
歯科
虫歯、歯周疾患の有無を確認します。
知的発達の検査では、一般的に精神発達、言語、情緒の側面から診断します。精神発達は、初めに、名前や性別、概念の意味を理解しているかを診ます。次におはじきや絵カードを使い指示に合わせた行動ができるか、指示が理解できているかなどを診ます。
言語は、音が正確に言葉になっているか、そして発音を確認します。
情緒は、上記の検査最中の児童の様子を観察します。
場合によっては、集団知能検査を行う場合があります。
面接は、市区町村によっては行われない場合があります。
行われる場合は、2つのパターンがあります。
一つ目は、児童対先生(もしくは校長先生など)です。健康診断、知的発達の検査の後に、一人ずつ行われます。簡単な自己紹介や、出身幼稚園、保育園などを聞かれます。場合によってはここで知的発達検査をすることもあります。
もう一つは、児童と保護者対先生(もしくは校長先生)です。保護者も参加する場合は、その小学校に入る予定であるかなどの意思確認を行う場合があります。
http://www.gakkohoken.jp/books/archives/80
日本学校保健会
就学時健康診断と就学先
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001574
初等教育における就学先は、私立小学校と公立小学校があります。
公立小学校の中に管轄別に、国立小学校、市立小学校、区立小学校、町立小学校、村立小学校があり、就学時健康診断は原則市区町村立小学校へ就学予定の児童が受診します。それ以外の私立小学校・国立小学校へ就学予定の方は、就学先に確認をしたほうがよいでしょう。
小学校の就学先としては、子どもの特性や必要な支援の内容によって通級、特別支援級、特別支援学校小学部、通常学級という選択肢があります。